可給態窒素量の評価に基づく高冷地ソルガムの窒素施肥設計システム
要約 安定多収のための高冷地ソルガムの最適窒素吸収量を策定し、作土および下層土の可給態窒素量の迅速評価と無機態窒素量および堆肥中の窒素成分の測定に基づき、窒素施用量を決定するシステムを開発した。 背...
要約 そば導入により複合部門を強化するためには、そば栽培の高能率機械化体系への移行や、低収量・低収益を補完する加工販売、2作どり体系の導入が必要である。さらに、加工・販売体制の整備により、地域全体と...
要約 遊休棚田に山羊を放牧することにより、植生は大型の雑草や雑かん木が抑圧され、草丈の低い雑草に移行し、耕作再開か容易な状態に保全管理できる。土壌の物理性は踏圧により表層に近い部分が緻密化し、透水...
要約 大豆の不耕起・狭畦栽培での麦稈は、播種精度・苗立数の低下、生育の抑制等に影響する。慣行栽培に比し生育は良く、成熟期はやや遅れるが、収量は同程度以上に確保できる。麦稈処理法は多い場合は搬出がよく...
要約 ヤマノイモ単作化の回避には輪作体系の導入が必要であり、新作物のネギと普通畑作物を組み合わせた新畑輪作体系を線形計画法で試算した。田畑地帯のモデル経営(労働力2人、水稲3ha)の最大所得は925万であ...
夏まき緑肥の導入によるとうもろこしのアーバスキュラー菌根菌感染率と生育の改善
要約 アーバスキュラー菌根菌と共生しない作物を収穫した後、菌根菌共生作物を夏まきの緑肥として導入することにより、翌年に栽培する後作とうもろこしのアーバスキュラー菌根菌感染率、生育が改善される。 背景...
要約 ソバ子実の粗抽出物を供試して、電気化学検出器を接続したHPLCにより、煩雑な前処理をすることなく迅速に、カテキン類を分別して定量することが可能である。さらにUV検出器と同時使用することによりルチンも...
要約 冬季花壇用苗物の有望品目として、花壇用苗物の主品目である秋出荷パンジー・ビオラと作業分散が可能で、同時期に出荷でき、耐寒性がある栄養繁殖系6品目を選定し、その作型を開発した。 背景・ねらい 近...
高冷地におけるソルガムの密植栽培とカッティングロールベーラ体系による収穫調製技術
要約 高冷地におけるソルガムの密植栽培とカッティングロールベーラ体系による収穫調製技術より「スズホ」を密植し、10月上~下旬にカッティングロールベーラで収穫・調製する体系を組み立てた。この体系の収穫・...
要約 4倍体のそばを隔離帯として2倍体の系統間に栽植すると、虫媒による2倍体系統間の交雑を抑制でき、地理的隔離や隔離網に頼らない隔離採種が可能となる。 背景・ねらい そばは虫媒性の他殖性作物であるため、...
要約 そばの作付けによって雑草発生量を低く抑えることができ、雑草管理にも有効である。夏期における抑制効果は、被覆と高温乾燥条件における夏期耕転によると考えられる。また、抑草効果は、ロータリー耕のみよ...
ギニアグラス、そばと冬作麦との輪作はこんにゃく栽培の土壌消毒剤に代替可能
要約 らい麦-ギニアグラスーらい麦-こんにゃく輪作、小麦-そば-らい麦-こんにゃく輪作により、土壌消毒を行った場合と同等のこんにゃく根腐病発病抑制効果が得られ、球茎収量も遜色がない。 背景・ねらい こんに...
要約 そば「最上早生」の収量及び千粒重は、開花9日前から開花20日後までの気温、日照時間、日射量と高い相関があり、安定収量を得るには、この期間の平均気温21度C、積算日照時間140時間以上が必要である。開花...
要約 伊吹ダイコンのダイコンおろしは、栽培圃場や作期により差異があるが青首ダイコンに比べて顕著に辛く、辛味成分は1.3~2.3倍含まれている。部位別辛味成分は、最下部が最上部に比べ3.2倍含まれている。また...
要約 そば「開田早生」は「信濃1号」の栽培が不適な長野県木曽地域の標高1,000mを越える地帯での秋そば栽培に適した品種である。生態型は中間型で、開花・成熟期は「しなの夏そば」と「信濃1号」の中間に位置する...
要約 そば「最上早生」は、収穫時の立毛個体数がm2当り100~130本の範囲で栽植すると、千粒重30g以上、全重40kg/a以上を確保して高い収量が得られる。開花始期及び成熟期の草丈目安は、それぞれ65~75cm、110~12...
要約 畑作物のうち、大豆、麦、そば等は食物アレルギーの原因となることが知られている。ヒトリンパ球を不死化することで、いくつかの作物に対するヒト抗体分泌細胞を樹立し、アレルゲン解析のツールとしてのヒト...
要約 ダッタンソバはルチンなどの生理機能成分を含有している。玄穀をガスバリアー性のある包装資材で真空包装し、マイクロ波(2kW、1分)を照射することにより、ルチン分解酵素(ルチナーゼ)の活性を抑制でき、...
要約 雪むろは貯蔵温度が低いため、これに貯蔵した玄そばは、室温貯蔵に比べ性状劣化が小さく、ゆでそばの食味官能値が高い。 背景・ねらい 雪むろを活用することにより、
付加価値の高い農産物を生産できる可...
要約 ソバ子実からラジカル消去成分としてルチン、(-)-エピカテキンに加え、これまでに検出例の無い3種のカテキン類を単離した。これらはソバ子実に豊富に含まれており、その活性はルチンよりも高い。ソバ殻には...