べにばないんげん未熟子葉からの植物体再分化系と体細胞育種への応用
要約 べにばないんげんの未熟子葉を適当な不定芽形成培地に置床することで不定芽が形成され、さらに再分化植物体が得られる。再分化植物体を圃場へ移植することで、後代種子を得ることができる。再分化当代の百粒...
少量の大豆粉を用いた近赤外分光分析によるリノール酸組成比の新しい推定方法
要約 近赤外分光分析法により、少量の大豆粉を一粒カップに入れてスペクトルを測定すると、大豆粉のリノール酸組成比が、簡易・迅速に推定できる。九州農業試験場・作物開発部・上席研究官、大豆育種研究室(九州...
ダイズモザイク病抵抗性で小粒、良質の納豆用だいず新品種候補系統「東山187号」
要約 だいず「東山187号」は、小粒で納豆の食味に優れる中生系統である。ダイズモザイク病抵抗性で、褐斑粒の発生がほとんど無く外観品質が良い。裂莢しにくく、「納豆小粒」に比べ倒伏が少ないため、機械収穫に...
粗蛋白含有率が高い、温暖地向け多収だいず新品種候補系統「九州131号」
要約 だいず「九州131号」は近畿、中国地方の温暖地に適しており、子実収量が高く、しかも子実中の粗蛋白含有率も高い。九州農業試験場・作物開発部・大豆育種研究室(九州沖縄農業研究センター作物機能開発部大...
小粒、良質、ダイズモザイク病抵抗性で納豆用のだいず新品種候補系統「東山187号」
要約 だいず「東山187号」は、小粒で納豆の食味に優れる中生系統である。ダイズモザイク病抵抗性で、褐斑粒の発生がほとんど無く外観品質が良い。裂莢しにくく、「納豆小粒」に比べ倒伏が少ないため、機械収穫に...
要約 ダイズグリシニン遺伝子をイネの主要な貯蔵タンパク質であるグルテリン遺伝子プロモーターを用いて胚乳特異的に発現させ、グリシニンを可食部の胚乳中に高度に集積させた組換えイネの作出に成功した。 キー...
高11Sグロブリン・低アレルゲンダイズ新品種候補系統「東北124号」
要約 だいず「東北124号」は、放射線育種法により蛋白質組成を改変し、世界で初めて大豆の主要アレルゲンを低減させた低アレルゲン系統であり、11Sグロブリン含有率と含硫アミノ酸含有率が高い。ダイズモザイク病...
要約 本装置と解析補助マクロにより、大豆の節間長測定が簡単にでき、得られたデータの処理から解析補助までを自動で行える。九州農業試験場・作物開発部・大豆育種研究室 背景・ねらい 育種技術を用いて大豆の耐...
要約 らっかせい「関東86号」は、成熟期が温暖地で早生の晩、暖地で中生の早となる安定・多収の優良系統である。剥実歩合と上実歩合が高く、莢や子実の品質が良好で良食味であり、煎莢用に適する。 背景・ねらい ...
大豆の早晩性遺伝子E1およびE5が有する種子の低温着色抑制機能
要約 大豆の開花期の早晩性と開花期の低温による大豆種皮の着色に対する抵抗性との間には関連があり、早晩性遺伝子E1 とE5 が抵抗性機能を有している。 背景・ねらい 大豆品種の中には耐冷性が不十分で、開花期の...
要約 だいず「エルスター」は子実の青臭みに関与するリポキシゲナーゼの全てを欠失しており、風味・食味の良好な新規大豆加工食品素材として利用でき、子実重、子実粗蛋白含有率が「フクユタカ」と同等で暖地に適...
アメリカ農業における垂直的調整の増大傾向とバイオテクノロジーとの関連性
要約 アメリカ農業では,垂直的調整が様々な作目で一般化すると共に,大規模経営において多用される傾向がある。また遺伝子組換え作物による品質改良作物の流通や,組換え農産物回避志向が,分別管理システムなど...
大豆の早晩性遺伝子E1およびE5の有する種子の低温着色抑制機能
要約 大豆の開花期の早晩性と開花期の低温による大豆種皮の着色に対する抵抗性との間には関連があり、早晩性遺伝子E1とE5が抵抗性機能を有している。 背景・ねらい 大豆品種の中には耐冷性が不十分で、開花期の低...
大豆における開花期低温抵抗性の機作と検定条件および間接選抜指標
要約 既存品種に優る開花期低温抵抗性品種を育成するための検定条件を確立し、有効な間接選抜指標を見出すとともに、抵抗性の機作として受精能力の差異が関係していることを明らかにした。 背景・ねらい 平成5年...
要約 「秋試緑2号」は、在来種「青目大豆」にガンマー線をを照射して育成した突然変異系統の青大豆である。成熟期は晩生、多収で収穫・選別の機械化適性が高く、豆腐等の加工適性に優れた品種である。 背景・ねら...
要約 品種・系統間の好き嫌いをシャーレ内の幼虫の摂食量で判定する室内選好性選抜法により、ハスモンヨトウ抵抗性を有する大豆品種の育成が可能である。九州農業試験場・作物開発部・大豆育種研究室 背景・ねら...
要約 大豆のRAPD分析の結果、ダイズわい化病の発病度に関するQTLが連鎖群Gに存在することが認められた。RFLP解析により連鎖地図を作成し、インターバルマッピングを行ったところ、発病度に関する2つのQTLの存在が...
中生、良質、多収で加工適性に優れる、だいず新品種候補系統「東山168号」
要約 だいず「東山168号」は、ダイズモザイク病抵抗性の中生系統である。褐斑 粒の発生がほとんど無く、良質で「エンレイ」に比べ多収である。豆腐、味噌および煮豆の加工適性は、「エンレイ」並である。 背景・...
要約 だいず「東山168号」は、宮城県では中生であり、タンレイに比較し、ダイズモザイク病抵抗性が強で、安定多収である。外観品質はタンレイ並に良質であり、豆腐及び味噌加工適性も良好である。宮城県の転換畑...
27. タンパク質の高次構造形成を触媒するプロテインジスルフィドイソメラーゼ
要約 ジスルフィド結合は、天然の状態でタンパク質に存在する唯一の共有結合であり、正しく架橋されることが高次構造形成と機能発現に必須である。この正しいSS結合の形成を触媒する酵素、プロテインジスルフィ...