要約
早生で縞萎縮病および穂発芽に強い麺用硬質小麦新品種「あおばの恋」
要約 小麦「あおばの恋」は早生で縞萎縮病および穂発芽に強い。硬質で製粉歩留が高く、やや低アミロース含量で麺の食感が優れる。 キーワード コムギ、硬質、麺用、縞萎縮病、穂発芽、早生 背景・ねらい 国産小麦...
要約
要約 穀物粉に加水、加熱して糊化させ、アミラーゼ処理して得られた糖化液に含まれる蛋白質は、低速・短時間の遠心だけで白濁物として沈殿し、除去できる。上清には蛋白質・アレルゲンが含まれず、ブドウ糖、麦...
良質で栽培適性に優れる青大豆新品種候補系統だいず「東山青211号」
要約 だいず「東山青211号」は「信濃青豆」より晩熟な青大豆系統である。種皮、臍、子葉が緑色で外観品質に優れ、豆腐の食味が良い。着莢位置が高く倒伏は少なく、ダイズモザイク病と紫斑病に抵抗性である。 キー...
広帯域顕微分光イメージングによる農産物の内部構造・成分分布の可視化
要約 対象物の内部構造を立体的に可視化する新規の計測システムを開発した。人間の目には見えない農産物・食品の内部構造や成分分布を可視化でき、食品素材の特性把握や、栽培、育種分野等における品質モニタリ...
要約 落花生新品種「おおまさり」は、従来のゆで豆用品種「郷の香」に比べて子実が大きく、収量性が高い。収穫適期は、子実の熟度の“ばらつき”が小さく、多収となる開花期後85日頃である。栽培法は慣行に準じるが...
大莢で、ゆで豆向きのらっかせい新品種候補系統「関東102号」
要約 らっかせい「関東102号」は、晩生の大莢系統である。特にゆで豆用栽培に適し、食味が良く「郷の香」よりも多収である。 キーワード らっかせい、大莢、ゆで豆、良食味 背景・ねらい 国産落花生は、主に煎り...
要約 西アフリカ起源のササゲ遺伝資源からサヘル帯に導入可能な子実・飼料生産兼用品種を選定した。選定した品種は農民が栽培している品種より子実生産能力に優れ、密植によりさらにその生産量が高まる。 背景...
小粒・良質で納豆加工適性に優れる新品種候補系統だいず「東山204号」
要約 だいず「東山204号」は「すずこまち」、「コスズ」より晩熟な小粒系統である。子実が「すずこまち」より小さく球形で外観品質に優れ、納豆加工に適する。ダイズモザイクウイルスと紫斑病に抵抗性で、病害粒...
要約 インゲンマメの結莢率は高温によって低下するが、耐暑性が高い丸莢のインゲンマメ「ナリブシ」は平均気温28℃の高温条件でも結莢率の低下が小さく、若莢を生産することができる。 背景・ねらい
イン...
オオムギのリポキシゲナーゼ活性簡易評価法及びリポキシゲナーゼ欠失突然変異系統の作出
要約 ビールの鮮度維持や泡持ち性に悪影響を及ぼすオオムギのリポキシゲナーゼ(LOX)について簡易評価法を開発し、新規Lox-1遺伝子を有するLOX活性欠失突然変異系統「大系LM1」を選抜した。 キーワード 二条オオ...
要約 アズキから単離した292種類のSSRマーカーが含まれる合計896個の分子マーカーからなるアズキ連鎖地図を構築した。連鎖地図はアズキの基本染色体数に収束し、アズキ亜属のゲノム情報のスタンダードとして利用...
耐倒伏性が強く、品質が高い水稲早生粳品種「ゆきん子舞」の育成
要約 「ゆきん子舞」は、新潟県では早生の中間型に属する粳種である。耐倒伏性が強く、品質も高いことから、地力窒素の発現が大きい転作跡の圃場において安定した栽培が可能である。 キーワード イネ、ゆきん子舞...
パラグアイにおけるダイズシストセンチュウの分布実態とダイズ被害の初確認
要約 パラグアイの主要ダイズ作地帯では、カニンデジュ県8圃場、アルトパラナ県3圃場、カグアス県2圃場でダイズシストセンチュウが確認され、カニンデジュ県での検出頻度が高い。アルトパラナ県のダイズ圃場で...
要約 大豆「タチホマレ」は「タチナガハ」よりやや早熟で、耐倒伏性に優れ青立ちが少ない中生品種である。ウイルス病抵抗性で褐斑粒が無く良質で、蛋白質含量が「タチナガハ」よりやや多く豆腐加工に適し、味噌加...
機能性成分イソフラボン含量が高く熟期やイソフラボン組成の異なる大豆素材
要約 高イソフラボン品種「ふくいぶき」よりイソフラボン含量を高めた大豆6系統を作出し、3系統は熟期別の高含量系統、2系統はイソフラボンの組成別の高含量系統で、残り1系統はソヤサポゲノールB含量も高い系統...
要約 大豆の子実成分の測定から豆腐用等に有望な遺伝資源が33点ある。これらは品質育種の母材選定に活用できる。また、水稲、麦類、豆類の遺伝資源4,646点について特性調査を実施して有望な遺伝資源を抽出した。...
耐倒伏性で加工適性に優れるだいず新品種候補系統「東山199号」
要約 大豆「東山199号」は「タチナガハ」よりやや早熟で、耐倒伏性に優れ青立ちが少ない中生系統である。ウイルス病抵抗性で褐斑粒が無く良質で、蛋白質含量が「タチナガハ」よりやや多く豆腐加工に適し、味噌加...
要約 ダイズ品種「ハヤヒカリ」に由来する主要な難裂莢性遺伝子は、分子連鎖群JのSSRマーカーSat_366近傍に存在する。 キーワード ダイズ、機械収穫適性、難裂莢性、マーカー育種、QTL解析 背景・ねらい