豆腐加工適性が良好で倒伏に強い大豆新品種「ことゆたか」(旧系統名「九州136号」)
要約 「ことゆたか」は温暖地向けに育成された豆腐用黄大豆であり、タマホマレよりも豆腐加工適性が高い。また、耐倒伏性に強く、青立ちもほとんどない。 キーワード ダイズ、豆腐加工適性、耐倒伏性、落葉 背景...
晩播による大豆「サチユタカ」子実の蛋白質含量及び脂質含量の変動
要約 「サチユタカ」は晩播することにより子実の蛋白質含量が増加し、脂質含量が低下するが、それらの増減程度は他の品種に比べて大きい。両成分の変動には結実期間中の気温が関与しており、特に脂質含量への影響...
タンパク質含量にフィチン、カルシウム含量を加えた豆腐加工適性評価
要約 豆腐破断応力は、低カルシウム含量の大豆ではフィチン含量と高い負の相関を示し、カルシウム含量が高くなるとタンパク質含量との相関が高くなる。タンパク質にフィチン、カルシウム2成分の含量を考慮する...
道央の水田転作地帯における大豆子実タンパク含有率の低下とその要因
要約
要約 大豆品種「ユキホマレ」は味噌、煮豆、納豆適性が高く、極早生で岩手県南部での小麦収穫後の極晩播栽培に適する。 キーワード 極早生、ダイズ、ユキホマレ 背景・ねらい 早生大豆の県奨励品種「ワセスズナリ...
道央転換畑における根粒着生不良大豆への窒素追肥による収量・品質改善
要約 大豆作付履歴がない転換畑で大豆を初作する場合、根粒着生不良となる可能性が高く、対策として開花期追肥(窒素量10kg/10a程度)により収量・品質を改善できる。黄化が顕在化する根粒形成期の追肥は倒伏や低...
青臭みや不快味が少なく豆乳に好適なだいず新品種「きぬさやか」
要約 だいず「きぬさやか(東北151号)」は晩生の早で中粒、白花で、モザイクウイルスに強い。青臭みの原因であるリポキシゲナーゼと強いえぐ味を呈するグループAアセチルサポニンを欠失し、豆乳や豆腐の加工適性...
大豆タンパク質ジスルフィド結合の蛍光色素標識による解析と豆腐加工適性評価
要約 大豆に含まれる各タンパク質のジスルフィド結合を蛍光色素モノブロモバイメイン で標識し定量解析した。グリシニン(11S グロブリン)塩基性サブユニットと豆腐破断応力の相関が示された。 キーワード 大豆タ...
要約 「十育147号」の成熟期は、「エリモショウズ」や「きたのおとめ」より早い“早の晩”で、落葉病・茎疫病(レース1)・萎凋病に対して抵抗性である。開花期頃の低温に対する抵抗性は“やや強”で「エリモショウズ...
要約 一定水準以上のカルシウム含有量を有する原料ではタンパク質含有率と豆腐の硬さの間に高い正の相関が得られることから、ダイズ子実中のカルシウム含有量は豆腐の硬さに重点をおいた加工適性評価の指標として...
青臭みやえぐ味が少なく豆乳に好適なだいず新品種候補系統「きぬさやか(東北151号)」
要約 だいず「きぬさやか(東北151号)」は晩生の早で中粒、白花で、モザイクウイルスに強い。青臭みの原因であるリポキシゲナーゼと強いえぐ味を呈するグループAアセチルサポニンを欠失し、豆乳や豆腐の加工適性...
要約 菜豆仕様の2条軸流式コンバインにより低損傷に収穫でき,作業能率は0.24ha/h程度である。コンバイン収穫菜豆の常温通風乾燥では,堆積高さ50cm以下で途中で撹拌するか,25cm未満の薄層であれば,乾燥後の子...
要約 少量の子実による簡易な豆腐加工適性(硬さ)評価法を確立した。この手法により、道内品種・系統間に明らかな豆腐の硬さの差異を認めた。また、近赤外分光法を用いて、大豆全粒から豆腐加工適性(硬さ)のス...
要約 「きたろまん」は落葉病・茎疫病(レース1)・萎凋病に対して抵抗性で、成熟期は「エリモショウズ」より早い“早の晩”である。開花期頃の低温抵抗性は“やや強”、倒伏抵抗性は“強”で、いずれも「エリモショウ...
要約 一定水準以上のカルシウム含有量を有する原料ではタンパク質含有率と豆腐の硬さの間に高い正の相関が得られることから、ダイズ子実中のカルシウム含有量は豆腐の硬さに重点をおいた加工適性評価の指標として...
大豆「リュウホウ」の連作畑における小粒化低減のための有機物施用効果
要約 「リュウホウ」の子実小粒化は豆腐破断強度を低下させるため、連作により小粒化した場合には、大麦すき込みや堆肥施用の有機物施用を行うことにより、粒大が増加し、豆腐加工適性が向上する。 キーワード ダ...
大粒・良質で難裂莢性のだいず新品種候補系統「東山193号(つやほまれ)」
要約 だいず「東山193号(つやほまれ)」は「フクユタカ」より早熟の晩生系統である。大粒で裂皮粒の発生が無く外観品質に優れ、豆腐加工に適する。難裂莢性で、倒伏が少なく成熟後の枯れ上りがよい。 キーワード...
要約 ダイズ子実中の主要貯蔵タンパク質であるβ-コングリシニン(7S)とグリシニン(11S)の全てのサブユニットを欠失させたダイズ系統を作出した。本系統は生育異常を示さず、子実生産が可能で、その子実中には...
要約 全粒大豆を近赤外分光分析法で測定することにより、豆腐破断強度を簡易・迅速に推定でき、育種選抜に利用できる。 キーワード ダイズ、全粒大豆、近赤外分光分析法、豆腐、破断強度 背景・ねらい 豆腐は国産...
要約 豆乳抽出率は粉砕大豆の水抽出液の固形分量から、豆腐の硬さは大豆水抽出液のカルシウム凝固率から豆腐製造前に推定できる。 キーワード ダイズ、豆乳、豆腐、抽出率、硬さ 背景・ねらい 国産大豆や有機栽培...