要約 二条大麦(四国裸97号)の胚乳から精製した澱粉枝付け酵素をアミロースに作用させると、グルコース6畳体を最小単位とする転移反応が起こる。この反応特性を利用すれば、溶解性の優れた高分子分岐α-グルカン...
要約 オオムギ黒節病の病徴発現には,噴霧接種後に氷点下(-5℃)の温度に遭遇することとオオムギの生育ステージが幼穂形成始期以降であることが大きく影響する。 背景・ねらい
オオムギ黒節病はPseudomonas...
ロールベールサイレージ調製に適した牧草類の高TDN収量作付け体系
要約 イタリアンライグラス2回刈+スーダングラス3回刈体系及びイタリアンライグラス・大麦混播3回刈+スーダングラス2回刈体系は、イタリアンライグラス1回刈+スーダングラス3回刈体系より年間総TDN収量が多い。福...
要約 早生、多収で品質及び加工適性に優れた裸麦「イチバンボシ」を奨励品種に採用し、普及を図る。 背景・ねらい 本県では担い手不足、生産者の高齢化、麦価の低迷等により、麦類の作付面積は平成元年以降漸減傾...
要約 北海道農業試験場等わが国の10研究機関が参画する国際共同プロジェクトのもと、コムギ及びその近縁種を材料として、各種器官で発現している遺伝子情報(ExpressedSequenceTags;EST)を網羅的に解析し、その...
強稈で耐雪性が強く精麦品質が優れた食用皮麦新品種「ファイバースノウ」
要約 大麦「ファイバースノウ」は、やや早生種で、耐倒状性、耐雪性が優れ、千粒重、リットル重が重い六条皮麦で、精麦時間が短く、精麦白度が高い。長野県、富山県、福井県で奨励品種として採用された。 背景・...
ビール大麦新品種「ほうしゅん」の高品質・安定生産のための最適播種期と出芽本数
要約 ビール醸造用二条大麦品種「ほうしゅん」の高品質・安定生産のためには、最適播種時期は、ビール大麦の播種適期の範囲内の12月1半旬、出芽本数で150本/m2が適当である。 背景・ねらい ビール大麦新品種「ほ...
要約 裸麦穀粒中に含まれる抗菌ペプチドの一つであるα-チオニンは、糸状菌細胞壁主要構成多糖類であるキチンやβ-グルカン、およびそれらのオリゴ糖に結合するが、α-グルカンには結合しない。 キーワード 抗菌ペプ...
要約 オオムギ斑葉病菌(Pyrenophora graminea)に対して、二条大麦の品種間で抵抗性に大きな差が認められ、「きぬゆたか」は抵抗性が高く、「にらさき二条」は低い。福岡県農業総合試験場・病害虫部・普通作病害...
要約 醸造用二条大麦の春播栽培において、暖地の秋播用品種「あまぎ二条」「ミカモゴールデン」「ミハルゴールド」「ほうしゅん」は、春播用品種「りょうふう」に比較して収量・品質では顕著な差がみられないもの...
要約 茎頂培養によりオオムギ黒節病の無汚染種子を作出することができる。また、その手法により得られた黒節病の無汚染種子を用いることで、圃場における発病を防止できる。黒節病の発生には種子による伝染が重...
要約 二条大麦の耐倒伏性の指標として、チェイン法によるcLr値が適する。cLr値は、風雨などによる倒伏に対する抵抗力を表し、二条大麦の品種間や播種量など異なる栽培間において、倒伏程度と高い相関を示す。福岡...
要約 六条大麦を原料にビールを製造すると、麦汁製造時に混濁、濾過の遅延といった問題が生じる。これらの問題は麦芽・麦汁製造工程での浸麦度、発芽日数、糖化条件の調整により、解消することができ、六条大麦で...
要約 この品種は「アサマムギ」並の早生種である。倒伏に強いもち性の六条皮麦で、精麦白度が高く、麦飯食味の官能評価が高い。 背景・ねらい 北陸、東北、東山地域における六条皮麦の主力品種「ミノリムギ」は、...
要約 「シュンライ」は、裸麦の「イチバンボシ」より 3日程度晩熟で、「シロガネコムギ」より11日程度早い六条大麦品種である。製茶用麦として、認定品種に採用した。 背景・ねらい 本県の大麦(皮麦)奨励品種...
26.ヒマワリ種子アスパラギン酸プロテアーゼの性質とプロセッシング機構
要約 ヒマワリ種子のアスパラギン酸プロテアーゼは朝鮮アザミや大麦の酵素よりインスリンB鎖に対して厳密な基質特異性を示した。また、本酵素は自己触媒的に47kDaの成熟型酵素から29と9kDaのサブユニット...
要約 大麦の基肥は、耕起前の散布によって土壌全層に施用するのに比較し、播種(覆土)後に散布(表面施用)する方が、茎立期以降の生長が旺盛になり肥料の利用効率が高い。 背景・ねらい 麦作は流通体制の変化や...
要約 もち性の六条皮麦で、精麦白度が高く、麦飯食味の官能評価が高く、倒伏に強い「アサマムギ」並の早生種「セツゲンモチ」を奨励品種に採用する。 背景・ねらい 長野県では良質で越冬性の高い「ミノリムギ」と...
要約 オオムギ網斑病の種子伝染による発病を防止するには、薬剤による種子消毒が有効である。また、発病後の病勢進展を防止するには、出穂期以降の薬剤の茎葉散布が有効である。 背景・ねらい 近年、オオムギ網...
ビール大麦における葉の黄化およびすす症状の遺伝様式と農業形質に与える影響
要約 ビール大麦の生育中期に発生する葉の黄化症状とすす症状は遺伝的な生理症状であり、その遺伝様式は、それぞれ単一の優性遺伝子、劣性遺伝子に支配されている。また、各症状が収量、外観品質および麦芽品質に...