要約 本手法は、管水路制水弁を急閉鎖した際に生じる第一波目の圧力波形を分析することで、漏水量と漏水位置を推定するものである。全長900mの一様管路における模型実験での誤差は漏水位置0.2~1.1%、漏水量0%~1...
要約 ソルガムは倒伏すると糖の代謝や輸送に関わる特定の遺伝子が強く発現し、そのため茎部の糖含量が低下し、更に糖組成が主にショ糖からグルコースとフルクトースに変化する。これらの遺伝子を用いて茎部の糖の...
省力的な栽培が可能で、大果で日持ち性に優れた多収性イチゴ品種「恋みのり」
要約 イチゴ「恋みのり」は連続出蕾性に優れた大果、多収性の促成栽培向け品種である。摘果作業の必要性が少ない適度な果房当り果数を有し、果実の揃いがよく、栽培管理および収穫・調製作業の省力化が可能である...
要約 アワノメイガやコナガの匂い物質結合タンパク質遺伝子クラスターの構造を解明し、チョウ目昆虫のゲノムデータと比較することにより、ある特定の種で重複・欠失していること遺伝子を同定でき、種特異的な機能...
要約 スラリーアイスを用いて、スーパーチリング温度を保持したまま海外に鮮魚を空輸する技術開発に取り組んだ。輸送中の安定した低温を保持するために、スラリーアイスの氷比...
自給粗飼料による肉用牛生産システム導入で環境影響を低減できる
要約 放牧を含む自給粗飼料による肉用牛生産で生じる環境への影響は、気候変動、酸性化、富栄養化およびエネルギー消費の各評価項目で、輸入濃厚飼料に依存する慣行生産システムでの値を概ね下回る。草地への化学...
要約 イチゴ輸送用の多段積み包装において、段ボール箱の間もしくは最底面に既製の板状緩衝材を配置する実用的な緩衝包装方法である。各段に収納されたイチゴに蓄積される衝撃1回あたりの損傷程度を変化させるこ...
硬肉モモの原因因子はオーキシン生合成酵素遺伝子YUCCAの発現抑制である
要約 硬肉モモではオーキシン生合成に関わるフラビンモノオキシゲナーゼ(YUCCA)遺伝子の5'上流域にトランスポゾンが挿入し、果実成熟期に遺伝子の転写が抑制され、オーキシン量が増加しないため果肉が軟...
新規アルカリ好熱嫌気性菌Herbivorax saccincola A7はバイオマス分解能に優れる
要約 リグノセルロース系バイオマスを原料とする堆肥から分離した新種の好熱嫌気性細菌<...
要約 水田環境でアンモニア態窒素濃度が上昇すると、イネの根による窒素吸収能力は低下する。アンモニア態窒素吸収能力を調整する遺伝子OsACTPK1を同定した。 OsACTPK1の機能が失われたact...
要約 異なる径の貫通穴を有する緩衝材シートを層状に積み重ね、形成された空間にブドウの果房を収納することによって、輸送中の脱粒発生を大幅に軽減可能な新規包装方法を開発する。ブドウの国内における長距離輸...
アントシアニン含量の高いパウダー向け紫肉カンショ新品種「むらさきほまれ」
要約 カンショ「むらさきほまれ」は、塊根にアントシアニンを含有する紫肉カンショ品種である。普及対象地域の沖縄において、「むらさきほまれ」は主要紅イモ品種「ちゅら恋紅」よりアントシアニン含量が高く、パ...
初期成長期のブタの骨格筋における塩基性アミノ酸トランスポーターの発現量
要約 初期成長期のブタの骨格筋では、塩基性アミノ酸トランスポーター1(CAT-1)の発現量は1日齢から26日齢に減少し、CAT-2の発現量は成長に伴って増加する。またCAT-1の発現量は筋肉部位によって差がないが、CAT-2...
要約 コメの無機ヒ素濃度を抑える遺伝子として、ファイトケラチン合成酵素遺伝子OsPCS1を発見した。OsPCS1遺伝子の発現を高めた組換えイネでは、非組換えイネに比べて、コメ(玄米)の無機ヒ素濃...
要約 ウンシュウミカンの11月の春枝茎組織におけるCiFT発現量から翌春の花の数を前もって推しはかることができる。本技術は、採ったあと72時間程度の冷蔵輸送した枝を用いても、翌春の花の数を推しはか...
イネにおける作物体内ミネラル輸送ダイナミクスの解析手法の開発
要約 イネにおいて、作物体内のミネラル輸送のダイナミクスを解析する数理モデルである。この数理モデルでは、特にケイ素について、イネにおける導管と師管のケイ素の流れ、イネにおけるケイ素輸送タンパク質の発...
2015年秋季北海道函館湾における渦鞭毛藻K mikimotoiによる有害赤潮の初記録
要約 生鮮海水試料のモニタリングにより、有害赤潮プランクトンである渦鞭毛藻類カレニア・ミキモトイが北日本で初めて、2015年の10月中旬から11月下旬まで函館湾において確認された。本種による赤潮は、水温9.9...
ニホンウナギのふ化仔魚を10万尾単位で研究機関へ輸送・供給することが可能になった。
要約 ニホンウナギの組換え成熟ホルモンを人工的に大量生産し、親魚の成熟率を高めることができるよう になった。また、最終催熟処理において成熟段階の異なる複数の親魚をその後の水温制御により同日に産卵 させ...
シソ科植物に含まれるロスマリン酸は筋細胞のエネルギー消費を促進する
要約 シソ科植物に含まれるポリフェノールであるロスマリン酸は、培養筋細胞のグルコースおよび脂肪酸の利用を促進する働きを持つ。その作用機序としては...
カメムシ類制御剤標的としてのミトコンドリア膜タンパク質遺伝子の機能
要約 カメムシ類のミトコンドリア膜輸送体タンパク質をコードするANTI1遺伝子は成育に必須であり、新規制虫剤開発の標的として利用できる。 キーワ...