小規模農業水利施設の簡易機能診断にもとづく健全度・更新費用の評価手法
要約 農業用水路や付帯施設の簡易機能診断調査結果から、施設の健全度を定量化し、施設改修時期や改修・補強・補修費用を提示する手法である。農地・水保全管理支払の取組地区等で継続的な手法適用により、施設の...
国内新規のアルボウイルスの性状解明とRT-PCRによる検出法の開発
要約 近年、国内への侵入を繰り返し、牛の異常産との関連が疑われるサシュペリウイルスとシャモンダウイルスを、RT-PCRにより高感度に検出することができる。これらのウイルスは、欧州に出現した新興ウイルス(シ...
要約 事業導入など適度なインパクトを繰り返し受けることにより個人の創発的なネットワーク形成が進むと、集落を越える範囲で農村協働力が育まれることになり、その結果、農地・水・環境保全向上対策などの資源保...
要約 沈下が発生した水路において、溢水・流量不足・漏水といった水理機能の性能低下をいち早く発見するために、事前の聞き取り・文献調査などをもとに測量調査計画を立て、通水断面の変化に関する機能診断を実施...
要約 水路システムの水利用機能診断を進めるための手順である。分集水平面図と水理縦断図の作成を通して水路システムの機能が見通しよく明示され、主要な分集水点で診断すべき必要最低限の機能項目と性能の関係を...
要約 家畜疾病の臨床症状、病理解剖所見、病理組織所見等の画像を収集しWeb上に公開した病理アトラスは、全国の家畜保健衛生所等における家畜疾病の病理学的診断の精度向上に資する。 キーワード 家畜疾病、病理...
TDR計を用いた枝内水分測定によるウンシュウミカンの水分ストレス診断
要約 TDR計を用いた枝内水分測定は、温度補正を行い枝内水分の基準点を設定することで、7~9月の水分ストレスの変化を精度良く推定できる。 キーワード TDR、カンキツ、水分ストレス、葉内最大水ポテンシャル 背...
要約 ヒラメは主要な養殖魚であるが、魚病被害が多く、健康状態の把握による感染症監視技術の確立が求められている。そこで、「抗体・プロテインチップ」を応用した診断ツールの開発を試みた。感染で量的変動を示...
DAS-ELISA法によるウリ類退緑黄化ウイルスの簡易血清診断法
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスに対する抗血清を用いて新規に開発したDAS-ELISA検定試薬は、メロン、キュウリ、スイカの各種罹病葉を的確に診断できる。 キーワード CCYV、クリニウイルス、DAS-ELISA、高感度検出、...
マコガレイのレオウイルスの精製、遺伝子解析とRT-PCRによる診断法の確立
要約 病原体が未同定で迅速診断法が確立されていなかったマコガレイのレオウイルス様感染症についての研究に取り組んだ。感染稚魚組織からのウイルス粒子の精製に成功し、FLAC法によりウイルスゲノムRNAの全塩基...
抗プリオンタンパク質モノクローナル抗体の開発と単鎖型抗体の作出
要約 モノクローナル抗体T1およびT2は異常プリオンタンパク質の検出に有用であり、T2は牛海綿状脳症のスクリーニング検査キットや確定診断に活用できる。単鎖型T2抗体はプリオン増殖抑制効果を示し、プリオン病防...
マルチプレックスPCR法によるアユ細菌性疾病の同時検出技術の開発
要約 冷水病、細菌性出血性腹水病およびビブリオ病は養殖場および天然河川のアユに大きな被害を与える疾病である。今回、マルチプレックスPCR法によるこれら3大疾病の同時診断技術を開発した。本法は高感度で特異...
要約 黒毛和種成雌牛ならびにホルスタイン種1、3、6および12ヵ月齢牛の聴性脳幹反応(ABR)の正常値を明らかにするとともに、今までに測定されたことのないBSE以外の疾病牛についてのABR解析から、BSE類症鑑別の...
要約
地域活動の実態を把握できる診断項目を用いることで、地域の特徴と将来動向を診断できる。調査方法と診断手順の明示及び診断結果のベクトル化により、中山間地域を中心に住民が支援...
口蹄疫ウイルスO/JPN/2000株にはマウスに対する病原性の異なるウイルスが混在する
要約 2000年に日本で分離された口蹄疫ウイルスO/JPN/2000株には培養細胞において著しく小さいプラックを形成するウイルスが存在する。このタイプのウイルスは乳飲みマウスに対する病原性が極めて低い。 キーワ...
高品質なウンシュウミカンを連年安定生産するための土壌と樹体の一体管理技術体系
要約 ウンシュウミカンの隔年結果を軽減し高品質果実を安定的に生産するための、マルドリ方式および弱せん定・後期重点摘果を中心とした土壌と樹体を一体的に管理する技術体系である。併せて利用できる樹体診断技...
要約 実験的に作出したBSE罹患牛では、BSEの症状の進行に伴い脳幹の特定部位において聴性脳幹誘発電位(BAEP)波形に特徴的な変化が起こる。このBAEP波形は、神経症状を示した牛にBSEの疑いがあるか否かを絞り...
品質分析データを活用した秋まき小麦子実タンパク含有率の変動解析と分布図
要約 秋まき小麦の集荷時検査における複数年の子実タンパク含有率データを圃場図GISと結合する等の解析手法により年次変動と空間変動の実態が明らかとなり、地域レベルでの品質変動対策に活用できる。 キーワード...
極早生ウンシュウ「岩崎早生」の高品質果実生産のための水分ストレス誘導指標
要約 極早生ウンシュウ「岩崎早生」において、果実の日肥大量を8月上旬~9月中旬頃まで0.30~0.35mm程度に、葉巻程度を8月上旬から収穫時まで35~40%程度にすることで、葉の最大水ポテンシャル(LWP)は-0.8MPa以...
要約 有機質肥料の側条施肥では、化学肥料(速効性)に比べ水稲への施肥効率が向上する。有機質肥料の側条施肥技術による化学肥料5割削減栽培のコシヒカリにおいて、慣行栽培と同等の精玄米収量・品質を確保でき...