要約 福島第一原発事故後の 2012 年から 2016 年までの、野生山菜 19 種の放射性セシウム濃度の経年変化の傾向を明らかにしました。 背景・ねらい 福島第一原発事故で野外に放出された放射性セシウムは、放射性崩...
リアルタイムPCRによるヒメアカカツオブシムシおよびカツオブシムシ類の同定法
要約 カツオブシムシのミトコンドリアDNAの塩基配列から設計されたプライマー/プローブセットを用いて、リアルタイムPCR法によりヒメアカカツオブシムシおよびカツオブシムシ類を同定する。本手法は、迅速かつ正...
要約 北海道周辺で採集されたトドの胃内容物を分析し、年代・海域間で比較検討した。1990年代の主要な餌生物はスケトウダラ、マダラ、コマイ等であったが、羅臼、積丹、礼文島周辺では2000年代後半からホッケやホ...
要約 クロピラリド耐性が弱い作物への堆肥施用に対応するための新たな牛ふん堆肥中クロピラリド分析法である。定量下限値は2μg/kg乾物以下であり、従来の堆肥中クロピラリド分析法にマイクロ液液抽出を付与す...
土壌等の多孔質体中の溶液の電気伝導度を連続かつ容易に推定する方法
要約 水分量とバルク電気伝導度を同時測定するセンサーを用いて多孔質体中の溶液の電気伝導度(ECw)を連続かつ容易に推定する。この中で用いる推定モデルのパラメータ探索に非線形最適化手法を用いることで、従来...
マンホール型漏水モニタリング施設を用いた小口径管路の維持管理方法
要約 漏水モニタリング施設を用いることによって、小口径管路の漏水事故の早期発見や原因究明が期待できる管路施設の維持管理方法である。漏水モニタリング施設の機能や設置方法などを現場技術者に分かり易く解説...
サトウキビの新しい育種素材となるサトウキビとエリアンサスの属間雑種の作出
要約 サトウキビ普及品種とその近縁遺伝資源エリアンサスを交配して作出した属間雑種は...
要約 ナミガイPanopea japonica(市場名:白ミル)をAlexandrium tamarenseが出現した海域で入手し、個体別、部位別の麻痺性貝毒成分蓄積をHPLC分析により調...
要約 トマトの施設生産において気温、日射、CO2濃度の環境情報および葉面積、果実乾物率の生体情報を用いてトマトの物質生産量や収量を推定できる。また、物質生産の推定値と実測値を比較することによ...
アユ天然遡上魚を用いた戻し交配手法で生産した放流種苗は冷水病耐性が高まる
要約 アユ放流種苗の冷水病耐性を高めるため、天然遡上魚の雄を用いて戻し交配種苗を生産し、冷水病耐性を調べた。その結果、継代種苗は世代を経ると耐性は低下したが、戻し交...
クビアカツヤカミキリのフェロモン成分を利用したトラップに雌雄成虫が誘引される
要約 モモやウメなどバラ科果樹の害虫であるクビアカツヤカミキリの雄成虫から放出されるフェロモン成分は光学活性な構造を持つ(6R,7S)-(E)-2-シス-6,7-エポキシノネナールであり、合...
要約 遺伝子手法による食中毒菌検出技術と定量PCR法技術を活用することにより、従来の培養法よりも簡便にサルモネラの増殖挙動データを取得できる。得られたデータは、食品加工工程および流通におけるサルモネラ...
要約 パルス変調型光合成測定装置を活用し、現場海域での水柱基礎生産量を推定する技術を開発するとともに、従来法(明暗瓶法)による測定結果と比較検討した。また得られた基礎生産量について海域間で比較を行っ...
要約 薬剤抵抗性遺伝子診断法、サンプリング手法、簡易生物検定法、抵抗性発達リスク判定の基準、代替防除法の提案をまとめたガイドライン案である。本ガイドライン案に基づき、地域ごとの作目や栽培様式に応じた...
転換畑土壌の短期間の冠水によるN2O大量発生時の脱窒菌群の特徴
要約 転換畑土壌が冠水すると短時間に大量のN2Oを発生する。その原因は冠水により表層土壌の脱窒反応が活性化するためであり、土壌表層の脱窒菌の群集構造が重要である。 キーワード 一酸化二窒素、脱...
要約 尾根部腹側に装着した無線小型体表温センサによって体温変動をモニタリングすることで、牛の発情を検知できる。体表温変動による発情検知は、活動量の増加を検出することの難しい繋ぎ飼いや鈍性発情牛の発情...
ワタアブラムシのチトクロームP450遺伝子のネオニコチノイド剤抵抗性への関与
要約 ネオニコチノイド剤に抵抗性を示すワタアブラムシ系統では、2つのチトクロームP450遺伝子CYP6CY22とCYP6CY13の過剰発現がネオニコチノイド剤抵抗性の発達に関与している可能性が高い。 キ...
センサーネットワークによる森林のCO2吸収量の高精度観測と長期モニタリングデータの活用
要約 森林のCO2吸収量を観測するシステムをセンサーネットワーク化することにより、観測の精度向上と省力化を図り、長期モニタリングを可能にしました。長期データにより、CO2吸収量の詳細...
要約 緑色蛍光シルクを作る遺伝子組換えカイコについて、第一種使用規程の承認を得て、遺伝子組換えカイコとして世界で初めて養蚕農家での実用的な飼育を可能にすることにより、新たな価値を有する蚕業創出に先鞭...
開花遺伝子の発現動態から東南アジア熱帯雨林の「一斉開花」現象を予測する
要約 東南アジア熱帯雨林の主要林冠構成樹種であるフタバガキ科樹種は、一定の乾燥かつ低温の気象条件が9~11週間続くと一斉開花する。環境要因、開花遺伝子の発現、一斉開花の関連性に基づいて開発したモデルに...