要約 慢性乳房炎牛に天然植物エキスのステビア抽出発酵液100mlを水で2倍希釈し、3日間連続で経口投与すると、乳汁中の体細胞数や細菌数が減少し、CMT変法の乳房炎反応が低下する。 キーワード 乳用牛、乳房炎、...
ファージ耐性化したイネ白葉枯病菌を溶菌できる宿主域変異ファージ
要約 OP1ファージに耐性化したイネ白葉枯病菌を溶菌できる宿主域変異ファージは、尾部繊維遺伝子の特定領域が重複している。この宿主域変異ファージをOP1感受性菌に感染させると、OP1...
ダイズ紫斑病菌のチオファネートメチル剤耐性株の分布実態と遺伝的類縁性
要約 チオファネートメチル剤耐性ダイズ紫斑病菌は、我が国に広く(調査15県中13県)分布している。本剤耐性を示す分離株間の遺伝的な類縁性は高く、β-チューブリン遺伝子の第198コドンに置換が起こっていると推...
要約 イネいもち病菌のゲノムDNAに存在するマイクロサテライトの多型を解析することにより、イネいもち病菌の菌株の識別が可能である。 キーワード イネいもち病菌、マイクロサテライト、多型解析、菌株識別 背景...
イネ種子からのもみ枯細菌病菌及び褐条病菌の効率的な生菌回収法
要約 イネ種子100gを250ml水中で超音波処理し、メンブレンフィルター法で集菌し、再度フィルターを10ml水中に浸漬して超音波処理を行う。この処理液をもみ枯細菌病菌及び褐条病菌の選択培地で培養することで、比...
シングルプライマーを用いたrep-PCR法によるイネいもち病菌個体識別
要約 イネいもち病菌の転移因子であるPot2を標的にし、末端に位置する逆向き反復配列内に新たに設計したシングルプライマーを用いてrep-PCRを行うと、2種類のプライマーを用いる従来の方法より、明瞭かつ高精度で...
ストロビルリン系薬剤耐性イチゴ炭疽病菌に対する育苗期のビニル雨よけと有効薬剤による体系防除
要約 ストロビルリン系薬剤(QoI)耐性イチゴ炭疽病菌に対し、他系統薬剤は防除効果を示し、特に、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤(DT剤)の効果が高い。さらに、育苗期のビニル雨よけとDT剤を...
岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育における発育向上技術
要約 岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育において、酒精酢(食酢)あるいはサトウキビ抽出物(SCE)を飲水投与させると、発育成績が向上する。肉質評価においても、肉の赤色度および破断応力が高くなる。 ...
要約 カキ果実の花柱痕基部黒変症(通称:芯黒果)は、花柱痕基部の癒合不良部位に発生し、同部位にPestalotiopsis属菌が開花期始期~満開5日後頃に感染することによりその程度が助長される。開花期前後にイミノ...
豚および牛インターロイキン−21の遺伝子クローニングと免疫増強活性を有する組換え蛋白質の作製
要約 豚および牛のインターロイキン-21(IL-21)遺伝子を単離し、塩基配列を決定した。また、大腸菌およびバキュロウィルス発現系を利用して、豚および牛IL-21の組換え蛋白質を作製し、NK細胞に対する増殖活性およ...
要約 保護殺菌剤であるTPN水和剤とイミノクタジンアルベシル酸塩水和剤を用い、散布間隔1週間で両剤を1回ずつ散布することをセット散布とし、ナスすすかび病の初発生時から約1ヶ月間隔でセット散布を繰り返す防除...
要約 茶抽出物で遊走される免疫細胞の効果により乳房炎症状の改善が可能である。茶抽出物を乳房炎罹患乳房に注入すると体細胞の増加、細菌数の減少を経て症状が軽減する。 キーワード カテキン、茶、抗生物質利用...
九州に分布するMBI-D耐性イネいもち病菌の起源は複数である
要約 九州に分布するMBI-D耐性イネいもち病菌は、Pot2 rep-PCR法に基づく遺伝子型において高い多様性を示す。さらに、優占する遺伝子型が地域ごとに異なることから、複数の起源を持つと推定される。 キーワード ...
要約 イネ白葉枯病菌ファージOP1、OP2のゲノムはそれぞれ全長43,786bp、46,714bpの2本鎖DNAからなり、OP1で59個、OP2で62個のタンパク質をコードする遺伝子を含む。 キーワード イネ、イネ白葉枯病、バクテリオフ...
発育不良子豚およびと畜場出荷豚由来Mycoplasma hyorhinisのマクロライド系薬剤感受性と耐性機構の解明
要約 発育不良子豚およびと畜場出荷豚から分離されたM. hyorhinis株のマクロライド系薬剤耐性株の割合はそれぞれ約40 %および4 %であった。全ての野外耐性株は23S rRNAのA2059G変異が確認され、この変異が耐性発...
茨城県におけるチオファネートメチル剤耐性ダイズ紫斑病菌の発生分布
要約 茨城県で分離したダイズ紫斑病菌の菌株の64.6%は、チオファネートメチル剤耐性菌で、本耐性菌は県内に広く分布している。 キーワード ダイズ紫斑病、チオファネートメチル剤、耐性菌
背景・ねらい 茨城...
要約 九州に分布するMBI-D耐性イネいもち病菌は、遺伝子型に高い多様性を示し、優占する遺伝子型が地域ごとに異なる。さらに、系統群内に感性菌と耐性菌が混在することから、耐性菌は複数の起源に由来すると推定...
シングルプライマーを用いたrep-PCR法によるイネいもち病菌個体識別
要約 イネいもち病菌の転移因子であるPot2を標的にし、末端に位置する逆向き反復配列内に新たに設計したシングルプライマーを用いてrep-PCRを行うと、2種類のプライマーを用いる従来の方法より、明瞭かつ高精度で...
PCR-Luminex法を用いてイネいもち病菌のMBI-D剤耐性菌を遺伝子診断する
要約 イネいもち病菌のシタロン脱水酵素阻害剤(MBI-D剤)耐性菌は,シタロン脱水酵素遺伝子の1塩基変異をPCR-Luminex法で解析することにより,多検体の中から迅速に検出することができる。 背景・ねらい イネい...
兵庫県および鳥取県におけるシタロン脱水酵素阻害型メラニン合成阻害剤
要約 兵庫県および鳥取県において、MBI-D系統薬剤耐性イネいもち病菌の広域発生が確認され、兵庫県では県中央部および西部で、鳥取県では県東部で耐性菌率が高い傾向が認められた。両県ともカルプロパミド剤の連...