極強稈・多収の極晩生飼料用水稲新品種「タチアオバ」(旧系統名「西海飼253号」)
要約 水稲「タチアオバ」は、耐倒伏性が極めて強く,地上部全重が極多収でホールクロップサイレージ用に適した極晩生種で,極長稈で主食用水稲品種との草姿による識別が容易である。 キーワード 飼料イネ、ホール...
寒地向き飼料用トウモロコシ育種母材における茎葉消化性の系統間変異
要約 寒地向きトウモロコシのF1親自殖系統における茎葉消化性の系統間変異は大きく、酵素法による高消化性分画含量(OCC+Oa)では30.4~48.9%の系統間変異がある。(OCC+Oa)含量に関し、F1と両親平均値との間に...
要約 イタリアンライグラスサイレージ中の酸性デタージェント繊維含量(ADF:DM%)を変数とした多次式により乾物摂取量(DMI/LBW:%)が推定できる。 キーワード イタリアンライグラスサイレージ、乾物摂取量、ADF...
フタテンチビヨコバイの生活史パラメータと温暖化に伴う世代増加数予測
要約 フタテンチビヨコバイは高温耐性が強く成虫寿命が長い。卵と幼虫の発育零点は摂氏14.0度、卵~産卵開始までの有効積算温量は340.3日度である。温暖化によって年平均気温が2℃上昇する場合、年間発生世代数は...
要約 温暖化などの気象変動が我が国の農業生産に及ぼしている影響に関し、多くの現象があげられ、野菜・花きは9割、水稲は7割、麦類、大豆、飼料作物、家畜において4割前後の都道府県ですでに何らかの影響の発...
SSRマーカーによるギニアグラスの品種識別と系統間の類縁関係
要約 ギニアグラス品種「ナツカゼ」から開発した13個のSSRマーカーは、ギニアグラス品種・遺伝資源の識別に利用できる。またこれらのマーカーによる系統の類縁解析から、ギニアグラスおよび近縁種の96品種・系...
遺伝子組換えトウモロコシ連作後の飼料作栽培における生物相への影響モニタリング
要約 トウモロコシの除草剤グリホサート耐性遺伝子組換え品種と非組換え品種を一般圃場に4年間連作した後、冬作に非組換え体イタリアンライグラス、夏作に非組換え体トウモロコシを栽培しても、後作の生育や圃...
要約 草地更新時において化学肥料単独施用の場合は5kgN/10a以下とし、刈取時期はスーダングラスは出穂期以降、スーダン型ソルガムでは開花期以降とする。たい肥(牛ふん)施用の場合は5t/10a以下とし、刈取時期...
縦型密閉発酵施設を用いた堆肥化におけるスクラバー方式による臭気低減化
要約 縦型密閉発酵施設から排出されるアンモニアガスは、スクラバー方式の水洗浄方法で90%以上削減することができ、洗浄後の水は窒素肥料として飼料作物生産に利用できる。 キーワード 家畜ふん尿、脱臭、スクラ...
要約 クロロIPC乳剤を土壌混和処理することによって、ワルナスビの地上茎の発生本数を抑制することができ、さらに地下部についても根片からの地下茎や発根量を顕著に抑制することができる。 キーワード ワルナ...
晩秋播きにおける飼料麦単播と飼料麦・イタリアンライグラス混播の多収要因
要約 11月、12月に播種する場合、単播ではエンバク「スーパーハヤテ隼」、ライムギ「春一番」、ライコムギ「ライコッコ」の収量が高く、混播では飼料麦にオオムギ「ワセドリ二条」、エンバク「スーパーハヤテ隼」...
草地酪農地帯の草地における衛星リモートセンシングおよびGISの活用場面
要約 マルチスペクトルバンド衛星データを用いたリモートセンシング技術は草地の生産性、湿潤性、越冬状態等の評価が可能で、草地整備事業等に応用できる。GISは飼料作物品種の適用範囲の解析や地域支援システム...
エンバク「たちいぶき」はサツマイモネコブセンチュウの増殖抑制効果が高い
要約 エンバクにおけるサツマイモネコブセンチュウの増殖性は品種間で異なる。エンバクの夏播き栽培圃場では「たちいぶき」栽培後の線虫密度が低い。 キーワード エンバク、たちいぶき、サツマイモネコブセンチュ...
スーダングラスの硝酸態窒素濃度を低減するための土壌診断に基づく施肥管理
要約 作土の生土培養窒素量が40mgN/kg乾土以上では、窒素肥料施用によるスーダングラスの増収効果はなく、硝酸態窒素濃度は2g/kg乾物を越えるため、窒素肥料の基肥、再生草への追肥は行わず、堆肥等有機物の施用...
サイレージ用トウモロコシ系統の茎葉における乾物率との消化性との関係
要約 サイレージ用トウモロコシでは、茎葉(OCC+Oa)含量が高い系統ほど茎葉乾物率が高い傾向があるため、育成系統における茎葉消化性の向上と茎葉乾物率の向上は両立できる。 キーワード トウモロコシ、茎葉消化...
組換えトウモロコシ圃場の隣接圃場のトウモロコシの結実種子への組換え遺伝子の拡散
要約 トウモロコシの除草剤グリホサート耐性遺伝子組換え品種と非組換え品種を隣接栽培した場合、非組換え品種に結実した後代のグリホサート抵抗性個体割合は組換え体から1.5mでは平均29.1%、組換体から30mで...
不耕起播種トウモロコシ作付体系に適する冬作草種の選定と再生草処理法
要約 夏作トウモロコシの不耕起作付体系において、冬作草種としてライムギを選定し、再生草処理法として除草剤散布を行うことで、トウモロコシは収穫の遅延が防止され、増収する。 キーワード 不耕起播種、再生...
フレール型飼料イネ収穫機で調製した冬作飼料作物のロールベールサイレージ品質
要約 フレール型飼料イネ収穫機でイタリアンライグラスを調製すると、ダイレクト調製、予乾方式とも乳酸含量が高い発酵品質良質なロールベールサイレージができる。ライムギでは刈取り後、24時間予乾することで適...
晩夏播きにおける飼料麦単播と飼料麦・イタリアンライグラス混播の適草種・品種
要約 飼料麦・イタリアンライグラス混播ではエンバク「スーパーハヤテ隼」又はライムギ「春一番」とイタリアンライグラス晩生品種「マンモスB」の組み合わせ、飼料麦単播ではライムギ「春一番」が高い乾物収量を...
細断型ロールベーラを活用した高水分トウモロコシの排汁抑制技術
要約 高水分トウモロコシに配合飼料を混合して細断型ロールベーラでサイレージ調製すると、貯蔵中の排汁損失が大きく抑制され、高水分トウモロコシのみのロールベールサイレージと異なり冬季でも凍結しにくい。発...