ヘプタクロル類リスク低減のためのカボチャ作付適否判断を支援するアプリケーション
要約 ヘプタクロル類の残留基準値超過回避の観点からのカボチャ作付の適否判断を支援できるアプリケーションである。ほ場内1点(1haあたり25点の混合試料)と数点(4点を推奨)の土壌中ヘプタクロル類濃度から、ほ場...
除染農地においてそばで営農再開するためのカリおよび窒素肥料の増施
要約 農地除染後も土壌中には放射性セシウムが残存しているが、カリ増施や牛ふん堆肥の施用によりそばへの移行を低減できる。また、表土の剥ぎ取りとマサ土の客土により肥沃度が低下している場合が認められること...
要約 水で抽出した土壌中農薬は、土壌種が異なっていても作物が吸収可能な画分(作物可給性農薬)として評価できる。さらに、酵素免疫測定(ELISA)法を用いる...
要約 家庭用オーブンによる土壌の乾熱処理、不振とう水抽出、市販の測定キットを用いた抽出液のCOD測定により、高額な機器を使用することなく可給態窒素を普及指導機関等でも1日で簡易に評価できる。 キーワード ...
飼料用トウモロコシの新たなカリ減肥指針「土壌養分活用型カリ施肥管理」
要約 飼料用トウモロコシ栽培において、カリ施肥が不要と判定される交換性カリの基準値を従来値よりも大幅に引き下げた36mg/100gとし、低カリ肥沃度条件におけるカリ施肥量を10kg/10aに抑える施肥管理により、目...
転炉スラグを用いた土壌pH矯正による土壌伝染性フザリウム病の被害軽減
要約 転炉スラグを原料とした石灰肥料を施用して土壌pHを矯正すると土壌伝染性フザリウム病の被害が軽減し、土壌pH7.5前後までは微量要素欠乏による生育の影響は見られない。また、耐病性品種の利用や太陽熱消毒...
絶乾土水振とう抽出有機態炭素量による水田風乾土可給態窒素の迅速評価
要約 絶乾土から水振とうで抽出された有機態炭素量を測定することにより、標準法である風乾土30°C4週間湛水培養による可給態窒素量を迅速評価できる。 キーワード 水田土壌、可給態窒素、有機態炭素量、風乾...
牧草中放射性セシウム濃度低減のために、草地更新後もカリ施肥継続は必要
要約 草地更新による除染を行った採草地は、更新後も適切なカリ施肥の継続が必要である。カリ施肥を怠り、交換性カリ含量が大きく低下すると、牧草中の放射性セシウム濃度は再び暫定許容値を超えることがある。 ...
中国のトウモロコシ単収に与える投入財価格・量及び環境影響の要因分解
要約 中国のトウモロコシ単収変化に与える投入財価格・量及び環境条件の影響の大きさを、要因分解法と要素需要関数、作物応答モデルを用いて推計する。推計の結果、播種密度低下やカリウム肥料増加の、単収増加へ...
土地、労働生産性ともに高いダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系
要約 南九州地域を対象としたダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系は、サツマイモ、ダイコンとも地域平均収量以上の生産量が得られる。本体系のサツマイモ作は単作の慣行より土地生産性が52%、労働生産性が...
傾斜放牧草地における省力化と省資源化を可能とする新たな施肥法
要約 傾斜放牧草地では牛の排ふん尿による養分還元が地形面毎で異なり、養分偏在が生じる。被覆尿素を用いて年1回、地形面毎に播き分けを行う施肥法は、年2回の全面施肥と比較して、同等の放牧実績と施肥コストの...
レタスビッグベイン病を媒介するOlpidium virulentusの血清学的定量法
要約 レタスビッグベイン病を媒介するOlpidium virulentusの休眠胞子を認識する抗体を用いたDAS-ELISAにより、感染レタス根内の休眠胞子数を推定できる。休眠胞子数を計測した罹病感染根は、土壌中での...
MPN-PCR法による土壌中からの青枯病菌の高感度かつ定量的検出手法
要約 スキムミルク溶液による土壌からの青枯病菌の分離と抗生物質を含む培養用溶液による増菌を用いたBio- PCR法と最確数(MPN)法を組み合わせることにより、乾土10gあたり約3個から病原細菌を検出・定量できる。 ...
栽培管理・土壌理化学性情報と土壌DNA情報を蓄積した 「農耕地eDNAデータベース(eDDASs)」
要約 全国の農耕地における土壌の理化学性や栽培管理情報に土壌抽出DNAに基づく生物性の情報を加えた「農耕地eDNAデータベース(eDDASs)」を開発しました。eDDASsでは、土壌中の生物に関する情報をDNAバーコード...
要約 カラシナやダイコン残渣などの植物バイオマスを用いた土壌還元消毒法は、ホウレンソウ萎凋病に対し顕著な発病抑制効果がある。土壌還元消毒では、酢酸、酪酸などの抗菌物質を産生するクロストリジウム属菌な...
畑土壌中リン酸の不振とう水抽出法に基づく施設キュウリのリン酸減肥
要約 不振とう水抽出法によって土壌から1.00 mg P2O5 / 100g風乾細土を超える水溶性リン酸が抽出される施設キュウリ栽培圃場においては、基肥無リン酸栽培が可能である。 キーワード 施設...
要約 地力増進基本指針における改善目標の下限値を基準とし、安全を見越した幅を持たせて、有効態リン酸が10~15mg/100gの場合には各地の土壌条件に応じて標準施肥量~その半量の施肥を、15mg/100gより大きい場合...
草地更新後に牧草への放射性セシウム移行の低減を維持するためのカリ施肥量
要約 草地更新後の牧草中放射性セシウム濃度を低減するため、土壌交換性カリ含量を維持するには、標準施肥の2倍量以上のカリ施用が必要となる。窒素単肥の追肥は土壌交換性カリ含量が低下し、牧草中放射性セシウ...
フィールドで土壌情報を簡単利用 -スマートフォン用アプリ “e-土壌図” の開発-
要約 フィールドで土壌情報を利活用するため、iOS および Android 用スマートフォン・アプリ “e-土壌図” を開発しました。“e-土壌図” は携帯端末に搭載された GPS により、土壌図を簡単...
ITSプライマーを用いたPCR法により土壌繊毛虫を簡便・高感度に検出できる
要約 土壌の環境DNAを鋳型として、繊毛虫のInternal Transcribed Spacer (ITS)領域を標的としたプライマーを用いたPCR法は、土壌中の繊毛虫を簡便・高感度に検出することができ、検鏡法よりも優れている。 キーワ...