汎用循環式乾燥機によるトウモロコシ子実の乾燥および水分推定手法
要約 米麦大豆汎用の循環式乾燥機を用いたトウモロコシ子実乾燥は小麦設定など40~50℃の通風温度とすることで、穀温が40℃を上回ることなく乾減率1~2%/hで乾燥可能である。仕上水分の確認には、トウモロコシ仕様...
要約 水稲乾田直播栽培の前年整地体系は、小麦収穫後・積雪までに整地(耕起・均平)し、春作業を省力化する。泥炭土における輪作のモデルケースでは、慣行体系に比べて春の整地...
予測を含む気象データを利用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援システム
要約 気象情報と利用者が登録した作付け情報から、発育ステージを予測するとともに、適切な追肥量や施用時期、病害の予測情報等の栽培管理支援情報をインターネット経由で届ける農業情報システムである。農業気象...
小麦カバークロップ不耕起栽培は大豆のアーバスキュラー菌根菌相を変化させる
要約 小麦カバークロップ不耕起栽培は、大豆のアーバスキュラー菌根(AM)菌感染を促進するだけでなくその群集構造にも影響を及ぼし、慣行体系で栽培される大豆とは異なるAM菌相を形成する。 キーワード カバークロ...
要約 スパゲティの品質表現を収集、整理した35語を用語体系として整備する。定義と参照品の付与により、これらは「共通言語」として使用できる。官能評価の精度や再現性が向上し、コミュニケーションツールとして...
圧雪処理(雪踏み)は野良イモ対策と秋まき小麦の収量確保の両立を可能にする
要約 圧雪処理(通称:雪踏み)は、断熱材の役割をする積雪内の空気を除いて土壌凍結を促進し、野良イモを防除できる。少雪時の高頻度の圧雪を避ければ、道東の輪作体系でジャガイモの次作として最多の秋まき小麦圃...
要約 酒米搗精時に発生する白糠から加熱糊化処理なしに糖化物を製造する方法である。この糖化物は甘味料や製パン改良剤として利用できる。 キーワード 酒米、白糠、低温、糖化、製パン改良 背景・ねらい 酒造にお...
β-グルカンを多く含む大麦粉用二条裸麦品種「ビューファイバー」と「ワキシーファイバー」
要約 両品種はlys5.hを有し、「ユメサキボシ」より整粒重が低く穀粒がしわ粒で外観品質が劣るが、食物繊維のβ-グルカンを従来品種の2倍以上含む。これらの大麦粉を利用してうるち性の「ビューファ...
要約 イアコーンは、経営面積62.5haの北海道畑作経営の輪作体系を前提とした営農モデル試算によると、10a当たり利益(償却費差引前)が16.8千円以上の場合に小麦やてんさい、大豆、小豆の一部に替わって9.5ha~24.6...
要約 小麦、とうもろこし、粟は、それぞれ異なった組成のオリザノール成分を含有し、それらは米オリザノールよりも疎水性の高い成分を多く含有する。これらのオリザノールは米オリザノールと同等の抗酸化能を有す...
ELISAアレイを用いた組換えワクチン標的タンパクの迅速特定
要約 マダイイリドウイルス病をモデルとして、ゲノム情報と抗原抗体応答を利用した感染防御抗原の迅速な特定手法を開発した。マダイイリドウイルスのゲノムにコードする72遺伝...
要約 「はるみずき」は「せときらら」より早生で、短稈で倒伏に強い硬質小麦である。収量は「せときらら」と「ミナミノカオリ」の中間のやや多収であり、蛋白質含量は「せときらら」より高い。小麦粉の生地物性が...
有材補助暗渠機を用いた排水改善による一酸化二窒素排出削減効果
要約 有材補助暗渠機「カットソイラー」を用いた有材心土破砕・刈株鍬込みによる排水改善処理を行うことにより、小麦収量が増加するとともに、温室効果ガスの一酸化二窒素の排出が削減される。 キーワード 一酸化...
要約 米麹のプロテアーゼ活性を利用して製造するノングルテン米粉パンの製造技術の汎用性と品質の向上を図るため、生地に添加する米麹やプロテアーゼの種類や量の調節、パンの膨らみや気泡の細かさを阻害しない副...
要約 小麦「びわほなみ」は「農林61号」より多収で、製粉性に優れる日本めん用小麦である。子実灰分が低く、子実へのカドミウム蓄積が少ない。アミロース含有率がやや低く、ゆでめんの粘弾性となめらかさが優れる...
要約 内部精度管理用のカビ毒自然汚染穀類粉末6試料について高速液体クロマトグラフ-タンデム型質量分析装置(LC-MS/MS)による定量分析を行っている。その結果、T-2トキシンの誘導体(配糖体、アセチル化体)の濃度...
米粉100%パンが膨らむメカニズムの解明とパン製造法への応用
要約 米粉、水、イースト、砂糖、食塩、油脂だけで作製できる米粉100%パンは、澱粉粒が発酵ガスと水相との界面を安定化させることで生地が膨らむ。柔らかい生地がつぶれないよう、生地の組成および撹拌・発酵・焼...
関東の稲・麦・大豆の水田作経営がオペレータ1人で耕作できる面積の到達点
要約 現状の土地条件と技術体系を前提とした場合、関東の平坦水田地帯における稲・麦・大豆作経営がオペレータ1人で耕作できる上限面積は39haである。この面積を上昇させるには、特に大豆のは種、小麦の収穫、乾...
要約 そば粉の放射性セシウム濃度は、製粉前の玄そばよりも低くなる。そば麺を茹で調理すると、麺に含まれる放射性セシウムは茹で湯とすすぎ水へ移行し、茹で麺の放射性セシウム濃度は茹でる前の1/2以下となる。 ...
要約 パン生地発酵過程において、ガス抜きや使用パン酵母量の違いはパン生地中の代謝産物組成へ影響を与える。パン生地には焼成パンの比容積と相関がある代謝産物が含まれており、発酵の指標となる可能性がある。...