燃料用丸太の天然乾燥に必要な日数を簡便に推定するツールを開発
要約 燃料用木質チップの原料となる丸太の天然乾燥試験を行い、丸太をチップ化する前に屋外でどのくらいの期間乾燥すればいいのかを把握できるツールを開発しました。 背景・ねらい 燃料用木質チップは含水率が低...
要約 上木伐採によるトドマツ前生稚樹への障害は、急激な光強度の増大による光阻害が原因であることを明らかにしました。トドマツ前生稚樹の天然更新を促進するためには、保残木により光阻害を回避することが有効...
木材の美しさを長持ちさせるセルロースナノファイバー配合塗料の開発
要約 セルロースナノファイバーを混ぜ合わせることで、木材の美しさを長持ちさせる塗料を開発しました。 背景・ねらい セルロースナノファイバー(CNF)は、木材の主成分であるセルロースをナノサイズまでほぐし...
要約 漁港の防波堤が大規模な津波時にも倒壊しなければ、漁村への流入量や水勢が減少し漁村の被害を減らすことができる。そのために防波堤の基礎に積まれた石材(マウンド)の...
化学合成殺虫剤を半減する新たなトマト地上部病害虫防除体系マニュアル
要約 トマト地上部の難防除害虫の防除に有効な天敵資材やその効果を増強する天敵温存植物と天敵誘引装置、さらに害虫忌避剤、侵入防止資材について、特徴と利用法を解説するマニュアルである。これらの技術の組み...
要約 ニュージーランドの子牛生産コストは日本の大規模経営平均の約7分の1であり、コスト格差の主な要因は周年親子放牧に加えて、自然交配、輪換放牧と哺育能力の高い繁殖牛選抜、ケール等を利用した冬季飼養、キ...
新規アルカリ好熱嫌気性菌Herbivorax saccincola A7はバイオマス分解能に優れる
要約 リグノセルロース系バイオマスを原料とする堆肥から分離した新種の好熱嫌気性細菌<...
植物検疫におけるファイトプラズマとキシレラの効率的診断マニュアル
要約 世界的に重要な植物病原細菌であるファイトプラズマおよびキシレラを、多様な植物から簡易に同時検出するマニュアルである。偽陽性や偽陰性のリスクが低く、種の推定も可能であり、植物検疫業務を効率よく進...
要約 豚NLRP3遺伝子の2906番目の一塩基多型(A2906G)は、細菌感染症に対するワクチン接種後の有効性と関連しており、この多型を種豚選抜時のDNAマーカーとすることで、ワクチン応答能を指標とした豚の抗病性改良が...
苗の小型化により育苗・植付作業を省力化する原料用かんしょの機械化一貫体系
要約 小型化した苗を用いた原料用かんしょの苗床造成から本圃植付けまでの機械化一貫体系により、育苗・植付作業時間は慣行体系と比べて約50%の削減ができ、作業姿勢が改善される。平均収量は慣行栽培並みであり...
堆肥化処理から発生する臭気を臭気指数16以下に低減する高度堆肥脱臭システム
要約 牛ふんの堆肥化過程で発生する高濃度臭気を低減化する堆肥脱臭に、1%濃度の苦土石灰懸濁液を噴霧する2次脱臭処理を組み合わせると、臭気指数28の元臭が脱臭処理後に12と嗅覚に感じられる臭気の強さは約6割低...
要約 デジタル空中写真の立体視による平均樹高と本数から、スギやヒノキ、カラマツ人工林の林分材積を精度よく推定する式を地域別に作成し、森林立体視ソフト「もりったい」に組み込みました。 背景・ねらい 比較...
要約 本検査法は、Loop-mediated isothermal amplification(LAMP)法に核酸クロマトグラフィー技術を適用することによって、従来の遺伝子検査に用いられてきた高額な分析装置を不要とする、簡易迅速且つ低コストな...
要約 酒米搗精時に発生する白糠から加熱糊化処理なしに糖化物を製造する方法である。この糖化物は甘味料や製パン改良剤として利用できる。 キーワード 酒米、白糠、低温、糖化、製パン改良 背景・ねらい 酒造にお...
新たな地ごしらえ機械の導入で下刈コストを削減し、低コスト再造林施業を実現
要約 緩傾斜地が多い北海道の再造林地に新たな地ごしらえ機械を導入し、地ごしらえの効率化を図るとともに下刈回数を大幅に低減できました。このことで、カラマツの再造林費用を大きく削減できました。 背景・ね...
籾米サイレージとビール粕を用いた黒毛和種繁殖雌牛の分娩前後の飼料費低減
要約 イネホールクロップサイレージを主な粗飼料源とする繁殖雌牛においても、分娩前後に増給する配合飼料の原物量の半分を籾米サイレージとタンパク質補充用のビール粕で代替でき、繁殖成績および産子の初期発育...
要約 含鉄副産物を土壌に施用すれば玄米の無機ヒ素濃度を抑制できる。ヒ素を吸収しにくくする節水栽培と組合せることで、さらに無機ヒ素濃度を低減できる。市販含鉄資材に代わり含鉄副産物を利用することで、低コ...
大型海産魚類における低コスト受精卵供給技術の開発:ブリの成熟に及ぼす制限給餌の影響
要約 マグロやブリ等の大型養殖魚では、受精卵の採取を目的とした親魚養成に膨大な餌料費が必要となるため、そのコスト削減が強く望まれている。本研究では、親魚の卵形成過程の各時期に給餌量を制限することで、...
水稲の無代かき栽培および疎植導入時の温室効果ガス排出量評価(LCA)
要約 水稲の慣行栽培技術と新規導入技術(無代かき・疎植)の環境影響評価(LCA)を行うと、秋田県の無代かき栽培では温室効果ガス排出量が主に田面からのメタン発生量の減少により約30%削減されるが、疎植の効果はわ...