ヒト由来H7N9亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスはニワトリとアヒルに対する病原性が異なる
要約 中国でヒト感染を起こしたH7N9亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスは、ニワトリに対して高い病原性を示し、感染した個体をほぼ死亡させるが、アヒルに対しては感染し難いうえに感染してもほとんど増殖せ...
要約 一般消費者や業として調理に従事する者を対象としたアンケートにより作成した食肉および鶏卵・鶏卵調理品の官能評価候補用語集である。本候補用語集は各地域や生産者・団体におけるブランド食肉および鶏卵の...
要約 免疫組織化学(IHC)によるニューカッスル病(ND)ウイルスの新たな検出法である。本手法は、NDウイルスの病態解析研究や補助診断技術として利用できる。 キーワード ニューカッスル病、家禽、野鳥、病理、免疫...
家畜ふん堆肥等の有機質資材中のAD可溶有機態窒素含量の特徴およびC/N比との関係
要約 有機質資材中のAD可溶有機態窒素(ADSON)含量は、植物油かすや魚かすで高く、牛ふん堆肥で低い。植物質の有機質資材では、C/N比が小さいほどADSON含量は大きい。鶏ふん堆肥の一部やカニガラなど、C/N比が小さ...
遺伝子選抜による増体性の改良効果はコマーシャル地鶏でも発揮される
要約 秋田県の「比内地鶏」、岐阜県の「奥美濃古地鶏」、熊本県の「天草大王」、宮崎県の「みやざき地頭鶏」の生産の基になっている種鶏を、コレシストキニンA受容体遺伝子の特定の遺伝子型で選抜すると、コマー...
要約 2014年以降の国内における高病原性鳥インフルエンザは、周辺に池や川など渡り鳥が飛来する水辺がある農場での発生リスクが高くなっている。 キーワード 鳥インフルエンザ、リスク、野鳥、水辺、ケースコント...
要約 遺伝子手法による食中毒菌検出技術と定量PCR法技術を活用することにより、従来の培養法よりも簡便にサルモネラの増殖挙動データを取得できる。得られたデータは、食品加工工程および流通におけるサルモネラ...
豚丹毒菌の臨床上重要な血清型を同定できるマルチプレックスPCR法
要約 豚丹毒に罹患した豚及び野生動物から高頻度に分離される豚丹毒菌の血清型(1型、2型、5型)を容易に型別できる手法である。本法により、病原性の強い血清型株を特定することが可能になる。 キーワード 豚丹毒...
セリンはカンピロバクターの栄養源として最も重要なアミノ酸である
要約 セリンを主要な栄養源とする条件下で培養したカンピロバクターの網羅的遺伝子発現解析を行ったところ、鞭毛合成遺伝子の発現低下、セリンを基質とするアミノ酸合成遺伝子の発現上昇など、本菌がこの環境に適...
有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に添加した有機物からの窒素無機化量の違い
要約 有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に米ぬかを加えて4~8週間培養し、窒素無機化速度を比較すると、慣行より有機栽培の土壌で窒素無機化が早く、転換中土壌には早いものと遅いものがみられる。ボカシや畜ふん...
要約 クロピラリド耐性が弱い作物への堆肥施用に対応するための新たな牛ふん堆肥中クロピラリド分析法である。定量下限値は2μg/kg乾物以下であり、従来の堆肥中クロピラリド分析法にマイクロ液液抽出を付与す...
「弾力性」は「地鶏肉らしい食感」を評価できる主要な指標である
要約 鶏肉の食感について、市販のブロイラーおよび地鶏肉を用い、訓練されたパネルによる客観的な評価結果と研究所内一般パネルによる主観的な「地鶏肉らしさ」評価値の関係を調べると、「弾力性」が「地鶏肉らし...
近年の急性型豚丹毒の発生は遺伝学的に近縁な集団株が原因である
要約 国内で急性型豚丹毒を発症した豚から分離された強毒株の全ゲノム解析を行ったところ、2007年以降に分離された株は、近年中国で分離された株と遺伝学的に近縁であり、それらは系統学的に大きく分けて九州型と...
鶏ユビキチン特異的プロテアーゼ18は鳥インフルエンザウイルスの増殖を促進させる
要約 鶏のユビキチン特異的プロテアーゼ18(USP18)は、I型インターフェロン(IFN I)によって増加した自然免疫関連分子を減少させ、免疫系の恒常性を保つ働きがある。鳥インフルエンザウイルスは鶏USP18が持つこの機...
2016-2017年冬に国内に侵入したH5N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスは5種類の遺伝型に分類される
要約 国内家禽と飼育鳥から分離されたH5N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの全ゲノム解析を行った。ウイルスの8つの遺伝子分節の組み合わせからこれ...
新規鳥パラミクソウイルスベクターを用いた高病原性鳥インフルエンザワクチンの作出
要約 鳥パラミクソウイルス血清型2、6及び10をベクターとする組換え鳥インフルエンザワクチンは、ニューカッスル病ワクチンで免疫された鶏においても、高病原性鳥インフルエンザウイルス感染に対する免疫を誘導す...
要約 カンピロバクターの細胞壁を構成する糖鎖の修飾酵素を欠損させると、本菌の運動性、バイオフィルム形成能、マクロファージによる貪食と殺菌に対する...
ヒト由来H7N9亜型鳥インフルエンザウイルスに対する各種鳥類の感受性
要約 2013年4月中国で感染したヒトから分離されたH7N9亜型鳥インフルエンザウイルスは鳥類に対する病原性は低いが、ウズラで高いウイルス増殖が認められる...
要約 オボムコイド遺伝子配列の一部を欠失するように設計したCRISPR/Cas9ベクターをニワトリ始原生殖細胞に導入し、これを移植したキメラニワトリを介する...
H5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染鶏から鶏卵へのウイルス移行
要約 H5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAIV)に感染した鶏は感染後4日まで産卵したが、感染後の産卵数は感染前と比較して有意に減少する。感染3...