自給飼料や食品製造副産物多給TMRは、泌乳牛用飼料として有用である
要約 飼料価格の高騰対策として、泌乳中期の乳牛にトウモロコシサイレージと食品製造副産物の給与割合を高めたTMRを給与しても、乳生産に影響を及ぼさず、かつ飼料コストの低減が可能である。 キーワード トウ...
要約 赤外線センサー、Webカメラおよびインターネットによる発情モニタリングシステムの開発および活用により、ウシの乗駕行動が正確に検知でき、効率的な発情発見が可能となる。 キーワード ウシ、発情、授精、...
圧縮空気で堆肥原料の好気発酵を促進するインパクトエアレーションシステム
要約 0.7~1.0MPaの圧縮空気を堆肥発酵槽底面から短時間に噴出して、高水分の原料や高堆積原料の通気抵抗を低減するインパクトエアレーションシステムは、既設の堆肥舎に設置でき、既存のブロア等による強制通気...
耕種及び酪農経営における自走式細断型飼料イネ専用収穫機の導入効果
要約 稲発酵粗飼料の自走式細断型飼料イネ専用収穫機は、収穫ロスが少なく、梱包密度の高い良品質の稲発酵粗飼料を生産して、生産を担う耕種経営と利用する酪農経営の双方の収益を増大させ、両経営で構成される耕...
地下埋設型密閉式ばっ気処理槽のバイオガスプラントへの改造利用
要約 固液分離液を対象とする地下埋設型密閉式ばっ気処理槽を、最低限の改造により嫌気発酵処理施設に転換可能である。改造によって処理に必要なエネルギーが削減され、窒素成分の揮散は抑制されるが、運転操作は...
畑作酪農地帯における畑作受託による酪農コントラクターの運営安定化対策
要約 十勝管内A町農協コントラクターは、飼料作に加えて畑作からの受託を行うことで年間作業量の平準化を可能にするとともに、採算性を高めている。こうした展開には関連部署との連携に加え、作業精度向上、適期...
要約 草地酪農地帯の小流域における実態調査の結果、河川への全窒素および全リン流出量は気象条件の影響を受けて大きく変動するが、水質予測モデルSWATを用いた解析により施肥管理適正化の推進は水質改善に寄与す...
要約 乳牛ふん尿の堆積型堆肥内では、嫌気代謝産物である揮発性脂肪酸(VFA)の枯渇によって硝酸態窒素の蓄積開始および微生物群集の変化が起こっている。 キーワード 堆肥化、微生物群集、PCR-DGGE 背景・ねらい...
乳牛の産褥期における発熱と乳量・飼料摂取量および疾病発生との関係
要約 分娩後の発熱は疾病発生に大きく関係し、また乳量および乾物摂取量に影響を与えるため、分娩後13日間は体温測定を行なうことが望ましい。特に分娩介助を行なった初産牛は必ず体温測定を行なう必要がある。 ...
要約 交雑種肉用牛の雌に黒毛和種胚を移植し、分娩後に肥育する。通常肥育と比較して、ロース芯面積の減少、脂肪交雑の低下が見られるが、肥育期間の延長により枝肉重量は同等となる。経済的には一産取り肥育にメ...
要約 分娩予定30日前から分娩90日後まで微生物培養産物(乳酸菌1種、酵母類2種の培養液をフスマに吸着乾燥)を70g/日/頭飼料添加により投与すると、分娩90日後までの乳房炎の発症を予防でき、体細胞数が低下す...
要約 牛群検定情報データベース及び検定情報分析システムを構築することにより、効率的な成績表の作成が可能になった。また、牛群検定成績をインターネット等により送信することで、迅速なフィードバックが可能と...
要約 飼料用米「みつひかり」の飼料成分は、日本標準飼料成分表に示されている籾および玄米と比べて、大きな差は見られない。飼料用米はトウモコロシ圧ペンの代替飼料として、乳牛では乾物で7%給与可能である。 ...
要約 乳牛ふん尿の堆肥化において1.5m堆積時に堆肥原料1m3あたり100L/min相当の風量で通気性を確保するためには、88%w.b.の乳牛ふん尿1に対して、オガクズ31%w.b.で0.18、モミガラ11%w.b.で0.16、戻し堆肥33%...
要約 余剰バイオガスの都市ガス12Aの規格化と精製ガスの一般ガス機器利用および経営系外への搬出が可能な精製圧縮充填装置を開発し、酪農を有する市町村における地産地消が可能でカーボンニュートラルなエネルギ...
要約 新たに開発された乳頭清拭装置の使用で、片手作業で乳頭側面・先端の確実な清拭が可能となり、両手を要する従来のタオル清拭と比べて作業姿勢が改善される。プレディッピングと組み合わせた機械清拭の効果は...
血漿中チオバルビツール酸反応物の測定および乳牛の排卵時期との関係
要約 酸化ストレスマーカーであるウシ血液中チオバルビツール酸反応物(TBARS)濃度の測定にはEDTA血漿試料が適切であり、EDTA血漿中TBARSは、分娩後比較的早期に排卵した乳牛は対照牛より低い。 キーワード 酸化ス...
要約 糖代謝能(インスリン感受性)は、放牧による4,000カウント(牛歩(コムテック)による測定)程度の歩行運動を4週間程度継続することで上昇し、放牧終了後4週間以内に低下する。 キーワード 乳用牛、放牧...
イタリアンライグラスと大豆を組み合わせた高蛋白質粗飼料の無農薬栽培体系
要約 秋播き性のイタリアンライグラスを春播きし、収穫後の再生草をリビングマルチとして大豆を栽培すれば、農薬なしで粗蛋白質含量13~20%の飼料が乾物で約1000kg/10a得られる。本体系の雑草抑制力は強く、無...
要約 乳房炎の治癒率は、薬剤感受性に基づき適切な治療薬を選択した場合、初発時においては原因菌による差がない。しかし、黄色ブドウ球菌による乳房炎では、再発した場合には治癒率が明らかに低下する。また、ブ...