有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に添加した有機物からの窒素無機化量の違い
要約 有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に米ぬかを加えて4~8週間培養し、窒素無機化速度を比較すると、慣行より有機栽培の土壌で窒素無機化が早く、転換中土壌には早いものと遅いものがみられる。ボカシや畜ふん...
ゴマ「まるひめ」とナタネ「ななはるか」の作付体系と圧搾油の特性
要約 九州地域において「まるひめ」と「ななはるか」を圧搾油の原料とするための一年二作の作付ができる。「まるひめ」は6月播種が適し、「ななはるか」の機械収穫は成熟後7から10日目が適する。両品種を原料とし...
遺伝子組換え作物の生物多様性影響評価に必要なツルマメおよびナタネ類の生物情報集
要約 遺伝子組換え(GM)ダイズや GM セイヨウアブラナの生物多様性影響評価に必要な近縁種(ツルマメやナタネ類)の植物学的情報、生育特性、生態特性、繁殖生物学、遺伝子浸透、雑種後代の特性等を集約した生物...
要約 アップカットロータリを活用した播種機で、ロータリの整地板を外した状態で、ロータリ後方へ飛散する土の中に種子を散粒することにより、目的とする播種深度を保ちつつ全面播きを一工程で、畑状態の圃場に麦...
国産ダブルローナタネ粕は大豆粕の代替として泌乳牛に給与できる
要約 圧搾での搾油後に生じる国産ダブルローナタネ粕は、カノーラ粕より脂肪含量が高く蛋白質含量は低いが、栄養価は大豆粕並みに高い。蛋白質のルーメン内分解は大豆粕より速い。脂肪含量が適切となる飼料設計で...
要約 ESRスピントラップ法を利用して、油中に存在する活性酸素種の計測法開発を行う。油に光照射して発生する過酸化物由来のラジカルをESRスピントラップ法で同定定量することにより、POV、AV法と同様に、油の加...
要約 窒素の無機化が速やかな市販有機質肥料を用いた有機栽培では、転換初期でも窒素不足による作物収量の低下がみられない。これにより栽培した転換期のニンジン収量は、主に虫害等で低下し、レタス収量はリン酸...
ミールの多角的利用が可能な高収油量のなたね新品種候補系統「東北99号」
要約 エルシン酸を含まず、グルコシノレートが低いダブルローなたね新品種候補系統「東北99号」は、食用油に適し、ミールの多角的利用が可能である。標準品種と比較し、収量性がやや高く、収油量も多い、寒冷地向...
未変換ナタネ油を改造済ディーゼル発電機の燃料に使用して電源利用できる
要約 簡易な改造を施したディーゼル発電機は、適切な整備によりエンジンの異常な摩耗や燃焼を発生させずに未変換ナタネ油を燃料として1250時間以上利用できる。ナタネの乾燥~搾油工程での電源利用を想定すると2h...
要約 なたね「東北96号」は成熟期が早い無エルシン酸系統である。九州南部地域において「ななしきぶ」より成熟期が4日早く、梅雨入り前に収穫可能である。また、圧搾油の食味がやや優れる。 キーワード なたね、...
国産ナタネ油の約5%はバイオ燃料製造を兼営する地場搾油である
要約 ナタネ市場は生産・搾油とも寡占状態にあるが、2003年以降、地場搾油と廃食用油回収・バイオディーゼル製造を兼営する小規模搾油所が増加しており、これらは国産ナタネ油生産全体の約5%を占めている。 キー...
要約 セイタカアワダチソウ、ススキ、オギなどが繁茂した耕作放棄畑は、復元後の雑草の再生を防止するため、前植生の刈り取り1、2回後、夏期に除草剤散布、大型プラウによる耕起、高肥料成分濃度の堆肥を施用する...
要約 無エルシン酸なたね「キタノキラメキ」は、「キザキノナタネ」と比較し、北海道十勝地域で越冬株率が高く、やや多収である。 キーワード なたね、多収、越冬性、無エルシン酸、食油用 背景・ねらい 北海道は...
要約 新たに開発した丸孔と長丸孔の2段ふるい選別機は圧搾油の品質劣化の原因となる夾雑物や損傷粒を効率よく除去することができ、選別後のナタネ圧搾油の酸価を低下させることができる。 キーワード ナタネ、選...
関東平野部におけるナタネ品種「キラリボシ」の播種適期と栽培管理法
要約 茨城県南部でナタネ品種「キラリボシ」を10月中に播種することで、凍害にあうことが少なく、梅雨前にコンバイン収穫できるようになる。秋雨による冠水害を避けるために畝立て栽培を行い、転換初年目圃場では...
道路沿いのセイヨウナタネは草刈りなどの攪乱が多い環境に生育しやすい
要約 搬送中にこぼれ落ちた種子に由来するセイヨウナタネは、道路の縁石沿いに一時的に溜まった土砂の上や草刈りが定期的に行われる中央分離帯など、攪乱の多い限られた場所に生育しやすいことが明らかになりまし...
ナタネのカスケード利用計画・評価のための潜在エネルギーデータ
要約 「キラリボシ」について整粒収量200kg/10aを想定するとナタネ生産によって得られる熱量の総計は13.5GJ/10aである。熱量構成は、固形燃料利用が想定される茎葉部57%および搾油残さ26%とディーゼル燃料利用可...
ナタネを核とした水田由来バイオマスエネルギー生産・利用シミュレーションモデル
要約 ナタネのエネルギー利用を核とした農耕エネルギーの自給計画を設計するに当たり、エネルギー自給率の目標設定値達成に必要となるナタネ栽培面積の経時的変化を推計して、計画の事前評価を支援することを可能...
バイオディーゼル生産が温室効果ガス排出量を削減するための条件
要約 ナタネを生産し、廃食油を燃料化する資源循環システムの稼働に伴う温室効果ガス排出量を計測する。当該システムが温室効果ガス排出量を削減するためには、10a当たり200kg以上のナタネ収量とナタネ廃食油の7...
要約 窒素付加堆肥の窒素肥効率は0.7で土壌中での窒素の溶出はナタネ油粕よりも速い。本堆肥を全面全層施用した野菜栽培では化学肥料主体の慣行施肥と同等の収量、品質が得られ、跡地土壌の交換性カリウム含量も...