ビワの光合成の最適温度は季節変動し、冬季の光合成は加温により増加する
要約 ビワの光合成の最適温度は夏季に高く(30°C)、冬季に低くなる(5°C)。また、冬季は加温することにより最適温度が上昇し、光合成速度が大幅に高まる。 キーワード ビワ、光合成、光飽和点、最適温度、...
要約 小麦「びわほなみ」は「農林61号」より多収で、製粉性に優れる日本めん用小麦である。子実灰分が低く、子実へのカドミウム蓄積が少ない。アミロース含有率がやや低く、ゆでめんの粘弾性となめらかさが優れる...
要約 主産県における春季のビワ幼果の生存率と年最低気温との間には強い相関があり、その回帰式から、主力品種の寒害発生気温は、「田中」が-5.0°C、...
要約 2012年に徳島県の栽培ビワで発生した国内未記録のキジラミ類の一種ビワキジラミは、多化性の新種で、春季に多発生して花芽や果実、新梢の表面にすす病の被害が生じる。 キーワード ビワキジラミ、ビワ、侵入...
補酵素安定化・高濃度合成法を導入した低コストGABA含有液の製造と食品利用
要約 小麦胚芽中のグルタミン酸脱炭酸酵素、グルタミン酸ナトリウム等を含む反応液に、リン酸溶液中で安定化させた補酵素(ピリドキサールリン酸)を汎用設備で自動投入することで、低コスト・高濃度(12%以上)にGAB...
要約 リンゴ台木「JM7」とリンゴ属野生種のミツバカイドウ「サナシ63」の連鎖地図はほぼ全ゲノムをカバーし、多数のSSRマーカーを含む。このためリンゴ台木重要形質解析の基盤として用いることができる。 キーワ...
イチジク株枯病抵抗性をもつイチジクとイヌビワの種間交雑体の獲得
要約 イチジク花のうにイヌビワの花粉を受粉することによって、交雑種子を多数獲得できる。種子の発芽率は高いが、生存率は数%である。種間交雑体は、イチジク株枯病に対してイヌビワと同程度の強い抵抗性をもつ...
要約 環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅰ A類に指定されているミチノクナシでは、自生植物に対して古い時代に帰化したと考えられているニホンナシが交雑していると推定される。また、ミチノクナシの真の自生集団が残...
要約 千葉県が育成した種子なしビワ新品種「希房」を含む23品種・系統は、生葉または果実から抽出したDNAを材料として、リンゴ及びナシで開発された26種類のSSRマーカーによる多型パターンから識別できる。 キー...
SSRおよびAFLPマーカーから構成されるナシの標準連鎖地図
要約 本連鎖地図は、ナシおよびリンゴで開発されたSSRマーカーとAFLPマーカーなどによって構築されたセイヨウナシ品種「バートレット」の連鎖地図である。有用形質のDNAマーカー選抜を行うための基盤地図として...
ハウスビワ果実腐敗に対するハウス天井部開花直前被覆の防除効果
要約 ハウスビワの開花直前の時期(10月下旬~11月上旬)からハウス天井部のみを被覆して降雨を回避する耕種的防除技術は、慣行の落弁期(12月中旬)被覆の場合に比べ、腐敗果の発生を約20%(95%信頼区間:13~29...
要約 ビワ新品種「なつたより」は、「長崎早生」に「福原早生」を交雑して育成した中生の品種である。「茂木」より大果でやや早く成熟し、果肉は軟らかく高糖度で、食味が良好である。 キーワード ビワ、新品種、...
要約 ハウスビワ栽培で、耕種的防除として開花期から天井部ビニルの被覆を行うと、腐敗果の発生率は慣行栽培に比べ1/4~1/6に低下する。果実腐敗の原因となる各種菌類の出現頻度は園地毎に異なるが、本防除法はい...
ビワの果肉および加工品におけるカロテノイド含有量およびその組成
要約 ビワ果肉中のカロテノイド含有量は、果肉が黄白の品種では極めて少なく、橙の品種で最も多い。主要なカロテノイドはβ-カロテンおよびβ-クリプトキサンチンである。加工品のカロテノイド含有量は生の果肉...
要約 ビワ「長崎早生」の加温ハウス栽培では、発育枝の花芽分化を確認後、細霧冷房と遮光を組み合わせることで、細霧冷房のみの場合より、発蕾及び開花が早まり収穫期も早まる。 背景・ねらい ビワ「長崎早生」の...
要約 埼玉県産植物の未利用部位を凍結乾燥し80%メタノールで抽出すると、ベニアカの葉、アカメガシワの葉、クリの葉、ナスの葉、ビワの葉、オクラの種子に多くのポリフェノールが含まれる。ポリフェノール量と抗...
大果で食味がよい中生のビワ新品種「なつたより」(系統番号:ビワ長崎15号)
要約 ビワ新品種「なつたより」 (系統番号:ビワ長崎15号*)は、「長崎早生」に「福原早生」を交雑して育成した中生の系統である。「茂木」よりやや早く成熟し、「茂木」と比べ大果であるとともに、果肉は軟...
要約 種子なしビワ品種「希房」を1月中・下旬に揚げ接ぎしてから、直径25cm、高さ25cmの布製ポット(底面は防根布)に移植し、加温施設(夜間最低気温5℃)で養成することにより活着率が90%以上になり、移植に適し...
要約 ランダムプライマーOPH-01を用いたPCRにより増幅されるDNA断片はビワの果肉色と良く連鎖する。これをDNAマーカーとして利用することにより幼苗段階で交雑実生の果肉色を精度良く判別できる。 キーワード ...
要約 ビワ苗木生産園の台木用ビワ実生苗の地下部にがんしゅ症状が認められた。症状から分離した細菌の性状を調べたところ、ビワがんしゅ病細菌(Pseudomonas syringae pv.eriobotryae)と同定されることから、本...