DNAバーコーディングによるセイヨウミツバチが利用する花粉種組成の定量的分析手法
要約 セイヨウミツバチが巣箱に持ち帰る花粉団子の一部を個別に秤量した後、DNAバーコーディングを用いて種同定し、種(属)ごとの重量を合算する方法である。本手法により、セイヨウミツバチが花粉資源としてどの...
ソバから新たに単離した高付加価値ソバ品種育成のためのフラボノイド合成関連遺伝子
要約 ソバから新たに単離した複数の遺伝子はフラボノイド合成制御系で働く。これらの遺伝子を標的にした遺伝子型選抜等を実施することにより、高機能性や難褐変性等の高付加価値ソバ品種の効率的育成が可能となる...
要約 ソバ品種「キタミツキ」は、北海道の普及品種「キタワセソバ」と比較して多収であり、容積重は重い。ルチン含量は高く、製麺性にやや優れる。「キタワセソバ」の後継品種として、広く普及が見込める。 キー...
除染農地においてそばで営農再開するためのカリおよび窒素肥料の増施
要約 農地除染後も土壌中には放射性セシウムが残存しているが、カリ増施や牛ふん堆肥の施用によりそばへの移行を低減できる。また、表土の剥ぎ取りとマサ土の客土により肥沃度が低下している場合が認められること...
普通ソバ難脱粒系統の登熟中およびコンバイン収穫時に発生する子実損失
要約 普通ソバのグリーンフラワー型の難脱粒系統は、収穫遅れや風雨などの脱粒が多発する条件において自然脱粒の抑制やコンバイン収穫の脱穀選別損失の軽減することから子実損失を抑制でき、今後の品種開発に有用...
基肥時のカリ増施によりそばの放射性セシウム吸収・子実への分配は抑制される
要約 基肥時のカリ増施はそばの放射性セシウムの吸収を低減し、根から茎葉および茎葉からそば子実への放射性セシウムの分配を抑制する。そば子実の放射性セシウムの移行低減には基肥時のカリ増施が重要である。 ...
水稲、麦、大豆、牧草などに対応し、高速点播が可能な高速高精度汎用播種機
要約 1台で水稲、麦、大豆、そば、トウモロコシ、牧草など様々な作物に対応可能な播種機である。水稲、麦、そばでは5~10km/hの高速播種が可能で、乾田直播では点播を実現する高精度な播種が可能である。 キーワ...
要約 そば粉の放射性セシウム濃度は、製粉前の玄そばよりも低くなる。そば麺を茹で調理すると、麺に含まれる放射性セシウムは茹で湯とすすぎ水へ移行し、茹で麺の放射性セシウム濃度は茹でる前の1/2以下となる。 ...
カリ固定土壌においてもカリ施用はそばへの放射性セシウム移行低減に有効
要約 カリ固定土壌では、施用されたカリがバーミキュライトの層間に固定されるため、土壌の交換性カリ含量が高まりにくい。しかし、層間に固定されたカリは植物可給性であるため、カリ固定土壌においてもカリ施用...
アルファルファ品種「ウシモスキー」のチモシー混播時における適正播種量
要約 アルファルファ品種「ウシモスキー」をチモシーと混播する場合、0.3 kg/10aで他のアルファルファ品種の標準播種量が0.5kg/10aの場合と同程度の合計乾物収量とマメ科率が確保できることから、播種量を4割減じ...
要約 「満天きらり」は微量のルチン分解酵素活性を持つため、粉へ加水後ルチンが徐々に分解するが、従来品種よりルチンが多い食品を製造できる。分解速度は粉への加水率に影響される。粉のルチン含量、ルチン分解...
要約 トランスポゾンの転移が活性化したトレニアの系統である雀斑の自殖後代から、ベゴニアのように上下が相称の花をつける変異体が得られている。この変...
多収でそばかす病に強く、耐倒伏性に優れるアルファルファ品種「ウシモスキー」
要約 アルファルファ「ウシモスキー」は北海道および北東北において多収で、2、3番草にその傾向が強い。「ハルワカバ」よりそばかす病罹病程度および倒伏程度は小さい。寒地・寒冷地のアルファルフの安定栽培に利...
要約 ソバ新品種候補「九州7号」は春まき品種「春のいぶき」と比較し穂発芽しにくく、春まき適期および10日ほど遅まきの条件においても多収で、容積重が重い。夏まき栽培では、夏まき品種「さちいずみ」と比較し...
ルチンを多く含むダッタンソバ「満天きらり」加工品の体脂肪率上昇抑制効果
要約 ダッタンソバ品種「満天きらり」は子実に多量のルチンを含み、本品をそば粉として使用した乾麺でもルチンが保持され、苦味はほとんど生じない。実施したヒト介入試験においては、「満天きらり」配合麺の摂取...
要約 倒伏しにくいソバ品種「にじゆたか」は、標準品種「階上早生」に比べて、一次側根数が多く、側根の硬い部分が長く、横への張り出し長も大きく、より水平方向に向いている。また、播種密度が低いほど、これら...
倒伏による玄そばへの放射性セシウムの混入と収穫後の調製による低減対策
要約 倒伏したそばから収穫された玄そばでは、土壌等の混入・付着が放射性セシウム(Cs)濃度を高める要因となる。土が付着した玄そばに対して風選だけでなく磨きを行うことで、放射性Cs濃度を低減できる。 キーワ...
要約 保水性の高いパルプ培地を利用してかん水の低頻度化を図ることにより、人工光源を設置した多段棚での簡易な方式で、赤色系かいわれ大根、ダッタンソバスプラウト等を1週間程度で生産できる。 キーワード パ...
国頭マージ土壌における耕耘同時畝立て播種技術によるソバの湿害回避
要約 沖縄本島北部に広く分布する国頭マージ土壌において、アップカットロータリを用いた耕耘同時畝立て播種技術により、ダウンカットロータリを用いた耕耘播種一工程の慣行栽培に比べて土壌の体積含水率は低くな...
要約 アップカットロータリを活用した播種機で、ロータリの整地板を外した状態で、ロータリ後方へ飛散する土の中に種子を散粒することにより、目的とする播種深度を保ちつつ全面播きを一工程で、畑状態の圃場に麦...