要約 カキの甘渋性DNAマーカー領域の多型解析により甘渋性遺伝子型を推定することで、次世代で完全甘ガキ個体の獲得が期待できる非完全甘ガキ品種を選定できる。本法で選定した17品種を交雑親に用いることで、完...
要約 果樹の害虫であるチャバネアオカメムシは、免疫応答を活性化する、これまで他の昆虫では知られていない微生物認識タンパク質を持つ。カメムシ類だけに作用する新しい害虫制御技術の開発につながる可能性があ...
要約 国内に分布するヌカカを用いたアカバネウイルスの経口摂取試験結果は、ウシヌカカなどの6種類がアカバネウイルスに感受性を持ち、ウイルスの媒介によって牛の異常産や脳脊髄炎の流行を引き起こすことを強く...
要約 2005~2016年にかけて石巻湾で行ったカキの浮遊幼生調査および付着稚貝調査結果を取り纏めた。震災前と比べて震災後は、幼生の出現数は少なく、出現期間も短く、特に大型幼生の出現数は著しく少なかった。ま...
カキ「太月」および「太天」における貼り付け式樹上脱渋法の最適な処理条件
要約 カキ「太月」および「太天」では、10月上旬に樹上の果実の赤道面両側に1.0gの粉末アルコール資材を銀コートシールで2日間貼り付けることによって、果実品質を損なわずに完全に脱渋できる。 キーワード カキ...
要約 カキ(マガキ)の味はその産地の環境や養殖方法によって異なり、その特徴が商品価値に大きく影響する。一方、カキの美味しさは、官能評価に頼られている。宮城県の高品質カキの商品価値を高め、市場での差別...
リナロールを高含有化した遺伝子導入オレンジはカンキツかいよう病菌の生育を抑制する
要約 カンキツかいよう病に罹病性の'ハムリン'オレンジにリナロール合成酵素遺伝子を導入した遺伝子組換え体の葉では、カキツかいよう病菌を接種しても生育が著しく抑制される。 キーワード 香気成分、抵抗性、遺...
要約 果実は、長期保存のために熱加工を施すと、新鮮な味・食感が失われることが多い。本技術では、脱気中高圧処理による効率的液体含浸と、中温処理による熱殺菌とにより、生食感を活かした長期冷蔵保存可能なコ...
高温でも容易に着色する極大粒のブドウ新品種「グロースクローネ」
要約 ブドウ新品種「グロースクローネ」は、高温下でも着色性に優れる極大粒の四倍体ブドウである。糖度は「巨峰」並み、酸含量は「巨峰」よりやや低い。ジベレリン処理により種なし生産が可能である。 キーワー...
要約 過去の伐採によって劣化した北方天然林を再生するために、天然更新を促進する作業法として「小面積樹冠下地がき」と「人工根返し」が有効であることを実証しました。 背景・ねらい 北海道の天然林では林床の...
要約 養殖カゴなどに収容したカキ殻加工固形物「ケアシェル」を潮間帯に係留し、シングルシード(一粒種苗)などのマガキ稚貝を付着させる天然採苗試験を実施し、波あたりの大きい地点や開孔率が大きく通水性の良...
漁家所得の向上と経営安定を目指した養殖漁場の環境収容力に関する研究
要約 良質な二枚貝を持続的に生産できる漁場利用の在り方を漁業関係者に提示することを目的として、岩手県大船渡湾を対象に、カキの成長、漁場の環境や河...
要約 石巻湾において、カキなどの餌となる植物プランクトン量とろ水量の収支から適正養殖量を推定した。植物プランクトン量は夏以降減少するのに対し、カキなどのろ水量は成長と水温上昇により逆に増加した。その...
フラグメント解析によるカキ甘渋性DNAマーカー領域のアリル構成の推定
要約 カキ甘渋性DNAマーカー領域には単純反復配列に由来するフラグメント長多型が存在し、非完全甘ガキ形質と連鎖する領域には多型が多い。当該領域をフラ...
カキ「富有」におけるカキノヘタムシガ第1世代幼虫の防除適期は満開10日後である
要約 カキノヘタムシガの第1世代幼虫がまだカキの芽から果実に移動していない「富有」の満開10日後を防除適期と設定することにより、「富有」の生育状況が平年と相違しても被害を効果的に抑制できる。 キーワード...
九倍体「平核無」由来のわい性で八倍体の枝変わりカキ新品種「八秋」
要約 カキ新品種「八秋」は、九倍体「平核無」のわい性枝変わりであり、世界で初めて発見された八倍体である。「平核無」に比べて一年生枝長と節間長は短...
高糖度で外観に優れ、種なし栽培可能なカキ新品種「麗玉」(れいぎょく)
要約 カキ新品種「麗玉」は、高糖度で良食味な早生の完全甘ガキである。へたすき、果頂裂果、汚損果がほとんど発生しないため、外観が優れる。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...
大果で裂果が少なく、種なし栽培可能なカキ新品種「太雅」(たいが)
要約 カキ新品種「太雅」は、大果で良食味な早生の完全甘ガキである。雌花の着生が多く、果頂裂果やへたすきといった裂果がほとんど生じない。結実性が良好で、受粉樹を混植しない条件では種なし果が生産できる。...
短期間の土壌乾燥ストレスがカキ果実の水分特性および果実品質に及ぼす影響
要約 カキ果実の生育ステージが進むにつれて果実の水ポテンシャルと浸透ポテンシャルは低下し、膨圧は高まる。短期間の土壌乾燥ストレスは、幼果期のカキ果実の水分特性および果実品質に強く影響を及ぼし、着色期...
良食味で結実性が良好な晩生の完全甘ガキ新品種「太豊(たいほう)」
要約 「太豊」は、柔軟多汁で食味が優れる晩生の完全甘ガキ新品種である。単為結果性が高いため、受粉樹を混植しなくても安定した果実生産が可能である。 キーワード カキ新品種、完全甘ガキ、晩生、高単為結果性...