スギ材から製造した新素材「改質リグニン」を用いた自動車の開発
要約 スギ材から製造した新素材「改質リグニン」を用いて優れた性能を持つ繊維強化材を開発し、それをボンネット等の自動車用部材として利用した世界初の自動車の試作に成功しました。 背景・ねらい スギ材の約3...
要約 太陽エネルギー量と降水量から判定した森林火災発生危険日数の地図を作りました。危険日数は、新植地では林齢 20 年以上の森林と比べ 7 倍程度、危険日数の多い地域では少ない地域と比べ最大で 3 倍程度にな...
木材の繊維に直交する(横)方向の変形や破壊現象へ影響する因子を探る
要約 木材の乾燥や変形加工の制御に不可欠な情報となる繊維に直交する(横)方向の力学的性質への影響因子を評価する手法を確立し、木材中の破壊されやすい部位や変形しやすい条件を組織構造の観点から明らかにし...
燃料用丸太の天然乾燥に必要な日数を簡便に推定するツールを開発
要約 燃料用木質チップの原料となる丸太の天然乾燥試験を行い、丸太をチップ化する前に屋外でどのくらいの期間乾燥すればいいのかを把握できるツールを開発しました。 背景・ねらい 燃料用木質チップは含水率が低...
要約 地球温暖化による生育地の著しい縮小が懸念されているブナの種子の超低温(-170℃)保存技術を確立しました。これにより、従来は困難であったブナ種子の長期保存が可能となりました。 背景・ねらい ブナは日...
要約 上木伐採によるトドマツ前生稚樹への障害は、急激な光強度の増大による光阻害が原因であることを明らかにしました。トドマツ前生稚樹の天然更新を促進するためには、保残木により光阻害を回避することが有効...
イアコーンサイレージ給与乳を原料とするUHT牛乳およびヨーグルトの官能評価特性
要約 配合飼料の一部をイアコーンサイレージに代替することで、生産乳を原料とする超高温殺菌(UHT)牛乳は一般消費者からおいしいと評価される。またドリンクタイプヨーグルトは、香り・酸味に特徴があると評価さ...
要約 強風や豪雪、低温、乾燥などの気象害によって山の樹々が枯れたり、倒れたりしていた時にタブレット一つで被害原因の判別と、被害調査ができるシステムを開発しました。 背景・ねらい 山のある場所の樹木がた...
要約 アフリカの半乾燥地帯に生息するネムリユスリカは、完全に乾燥しても死に至らない。HSF1は、この極限的な乾燥耐性を制御する転写因子である。HSF1による遺伝子制御ネットワークを活用することで、生細胞や組...
スーダンサバンナでは間作を除いた保全農業で十分土壌侵食を抑制できる
要約 スーダンサバンナでは最小耕起と作物残渣マルチの2要素からなる保全農業で土壌侵食...
牛枝肉への3週間の乾燥熟成処理は歩留を下げるが肉質を改善する
要約 枝肉庫内で約3週間の乾燥熟成処理を行うと、脱水により枝肉重量は約1%減少し、部分肉重量は約9%減少するが、硬さの低下や旨味の増加など肉質が改善される。 キーワード 枝肉熟成、歩留、肉質、肉用牛 背景・...
要約 春季に三陸沖で漁獲されるツノナシオキアミは、自己消化作用が強く、食品への利用が限られている。そこで、東南アジア地域におけるエビペースト製造法を利用し、ツノナシ...
ロータリーキルン式バーナーによる肉牛ふん堆肥の燃焼技術マニュアル
要約 肉牛ふん堆肥の熱エネルギー化において、肉牛ふん堆肥、オガクズ、炭酸カルシウムを乾物重量比5:5:1の割合で固形燃料化し、ロータリーキルン式バーナーの1次空気:2次空気の通気配分2.9:1で燃焼することで、C...
要約 森林の遮断蒸発のメカニズムを詳しく検討するため、詳細な遮断の計測と浸水実験を行いました。その結果、降雨中に発生する遮断蒸発は少なく、主に樹皮に貯留された水分が降雨後に蒸発することを明らかにしま...
有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に添加した有機物からの窒素無機化量の違い
要約 有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に米ぬかを加えて4~8週間培養し、窒素無機化速度を比較すると、慣行より有機栽培の土壌で窒素無機化が早く、転換中土壌には早いものと遅いものがみられる。ボカシや畜ふん...
スーダンサバンナでは地中レーダーで鉄石固結層の出現深度を測定できる
要約 地中レーダーで鉄石固結層の出現深度を精度良く測定できることを世界で初めて明ら...
要約 サツマイモ苗を用いて室内で簡易に立枯病抵抗性を評価する手法である。本法による抵抗性の評価は、圃場検定による評価結果と一致する。本手法の活用により、多数の品種・系統の立枯病抵抗性を安定して評価で...
要約 クロマグロの飼育には大規模な施設を必要とすることから飼育試験の回数が限られ、成長評価をベースとした飼料開発には多大な年月を要する。このため我々は、網羅的な代謝...
要約 子実を飼料利用する子実用トウモロコシの生産利用技術について解説した手引き書である。特に都府県での利活用を念頭に、現時点の品種選定、栽培・肥培管理、収穫・調製、給与技術や、現地取り組み事例を取り...
汎用循環式乾燥機によるトウモロコシ子実の乾燥および水分推定手法
要約 米麦大豆汎用の循環式乾燥機を用いたトウモロコシ子実乾燥は小麦設定など40~50℃の通風温度とすることで、穀温が40℃を上回ることなく乾減率1~2%/hで乾燥可能である。仕上水分の確認には、トウモロコシ仕様...