要約 トドマツの樹皮には化粧品や香料等の原料として有用な成分(β - フェランドレン、cis- アビエノール)が含まれることを発見し、それらを環境に配慮しながら効率的に抽出する手法を開発しまし...
ソバから新たに単離した高付加価値ソバ品種育成のためのフラボノイド合成関連遺伝子
要約 ソバから新たに単離した複数の遺伝子はフラボノイド合成制御系で働く。これらの遺伝子を標的にした遺伝子型選抜等を実施することにより、高機能性や難褐変性等の高付加価値ソバ品種の効率的育成が可能となる...
要約 薬剤使用に対する制約が強まる中で対応が困難となっている松くい虫被害に対し、使える技術を総動員する新たな防除体系を提案しました。松林を「伐って使う」ことが、これからの松くい虫被害対策では重要にな...
要約 リンゴ由来プロシアニジンの「体脂肪を低減する」機能が研究レビューで示され、機能性成分含量のばらつきや安定性を明らかにすることにより、リンゴの機能表示食品の届出が可能になる。 キーワード リンゴ、...
β-グルカン含量が極めて高く、炊飯後に褐変しにくいもち性六条裸麦新品種候補「フクミファイバー」
要約 「フクミファイバー」は、amo1遺伝子とアミロース欠失のもち性遺伝子を併せ持ち、β-グルカン含量が極めて高い六条裸麦である。整粒収量が高く、プロアントシアニジン欠失遺伝子(ant28
要約 放置竹林として問題になっている「竹」は、適切な管理を行うためにも大量消費につながる効果的な利用法が重要です。そこで環境に優しい技術を利用し、竹から高付加価値素材を製造する方法を開発しました。 ...
マイクロチャネル乳化による機能性成分を内包した高品質食品用エマルションの高効率作製法
要約 マイクロチャネル乳化技術の利用により、機能性成分を内包した単分散エマルションを高効率で作製する方法である。作製されたエマルションおよび微小油滴に内包された機能性成分は、いずれも高い保存安定性を...
沖縄県産パインアップルのカロテノイド含量・組成の品種・系統間差
要約 沖縄県で栽培されたパインアップル18品種または系統の果肉部に含まれる主要なカロテノイドは、ビオラキサンチン、9-cis-ビオラキサンチン、β-カロテンである。18品種・系統はカロテノイド含量...
要約 スギ材から製造される新素材「改質リグニン」を用いた様々な製品を開発するには、用途に応じた物性を持つ改質リグニンの製造が重要です。製造工程を工夫することで、様々な特性を持つ改質リグニンの製造に成...
大麦の複数の機能性成分を増加させるADP-グルコーストランスポーター遺伝子
要約 大麦のADP-グルコーストランスポーターをコードするlys5遺伝子の変異遺伝子型は、β-グルカンに加えて難消化性デンプン、フルクタン、γ-アミノ酪酸、アラビノキシラン...
要約 適正な吸引圧を維持することにより簡単に卵巣の卵胞内卵子を採取する器具を開発した。本器具は、本体とストッパー、ジョイント付きチューブで構成され、ヒト用痰吸引器に接続する。本器具の使用により効率的...
農産物の消費者ニーズ把握のための消費者行動データ収集・分析方法
要約 研究機関等による地域特産農産物を用いた食品開発において消費者ニーズを把握する際には、開発の段階に即して家庭での食行動記録調査や個別面接調査、会場テスト、店舗での視点計測等を組み合わせて実施する...
要約 あなたの地域でもスギからセルロースナノファイバー(CNF)が作れます。山村地域や製材工場の片隅でもCNF を製造する方法を考案し、ベンチプラントでその製造実証試験を行いました。 背景・ねらい 新用途が...
要約 地域にリグニン製造ステーションを創設することで、地方創生に貢献する新産業の創出を目指し、その核となる世界初の農山村での現場設置型のリグニン製造システムを開発しました。 背景・ねらい リグニンは細...
小麦ふすまにはオリザノール様成分が米ぬかに匹敵する高い濃度で含まれている
要約 小麦中オリザノール様成分の抽出法及び定量分析法を確立して、小麦穀粒内の濃度分布を調べた結果、小麦ふすまには、米ぬか中のオリザノール濃度に匹...
要約 東日本大震災後、河川に遡上したサケの有効利用や高付加価値化を図るため、漁協や企業の連携を構築し加工原料化に取り組んだ。この結果、遡上したサケは各事業者によりサケフレークやサケ魚醤油等の原料とし...
ラオス中部の薪利用は、特定の樹種の資源の減少に影響している。
要約 ラオス中部の調査対象村の主要な燃料は薪であり、消費量は一世帯当たり年間約1.94トンに達する。また、消費量を村全体で見ると約272トン/年に上り、森林面積に換算すると約16haに相当する。農家は薪として2...
要約 心材含水率が遺伝的に少ない「材質優良トドマツ品種」5品種を開発しました。これらの品種を生産・普及することで、将来の乾燥等のコスト削減と材の高付加価値化が期待できます。 背景・ねらい トドマツは、...
要約 ササゲ育種や研究への遺伝資源の利用の活性化のため、ササゲ遺伝資源の子実品質関連形質(計27形質)について、各形質の多様性の幅や特徴的な形質を有する遺伝資源を明らかにし、検索機能付きデータベースを...
要約 改良親油性ORAC法は、室間共同試験に用いた全ての試料(抗酸化物質溶液、農産物抽出液)で分析法の妥当性の判断基準を満たした、信頼性の高い抗酸化能評価法である。 キーワード 抗酸化能評価、酸素ラジカル吸...