摘要 森林害虫防除用に施用された殺虫剤、MEP及びNACについて各種条件下における減衰傾向を経過日数毎に調査した。次に、各薬剤の分解に関与する土壌細菌を分離し、強力分解菌を探索した。その結果、MEP...
摘要 ヒラタケ子実体の黄褐変病細菌、Pseudomonas tolaasii PT814の増殖と病気の発生には密接な関係が見られ、増殖後期には特徴的な異臭・腐敗・菌泥を伴った病徴が確認された。ヒラタ...
摘要 トリコデルマ菌の胞子をシイタケの一次発生後、シイタケ菌床に噴霧接種した。二酸化炭素の影響は、高濃度区と通常区で大差無かったが、室内照明に近い2個は同菌の蔓延が少なかった。脱袋直後に胞子液を噴霧...
ニマイガワキン菌およびシトネタケ菌の生理・生態的性質の解明(590)
摘要 ニマイガワキン菌及びシトネタケ菌をシイタケほだ木に接種を行った結果、辺材部穿孔接種が最も接種効果が高かった。ニマイガワ菌の子座面積のほだ木の表面積に占める割合(子座占有率)が、約10%以下では...
摘要 クロコブタケ菌の測定方法及び接種方法を確立した。本菌のシイタケほだ木における子座出現率と断面占有率には正の相関が認められ、子座出現率を測定することはクロコブタケの被害の測定に有効であることが明...
摘要 きのこ害虫の微生物的防除のため、分離した天敵微生物の特性を調査した。前年度シイタケオオヒロズコガから分離した2株のMariannaea sp.の形態的特性を調べたところ、この2株の菌は日本新産...
摘要 平成4年度の病虫獣害発生の特徴では、マツノザイセンチュウによる激害型のマツ枯損が、9月以降四国地域全体にわたって顕著な発生をみせ、これに関する診断・鑑定依頼・技術相談が例年になく増加した。高知...
摘要 シイタケほだ木を破砕する野生動物とヒノキ造林木の幹上部を剥皮するムササビの加害様式と被害実態を調査した。前者では加害タイプをおおまかに3つに分けた。1はほだ木の上半分ほどを破砕。2はほだ木全体...
摘要 ■ヒポクレア・ニグリカンス、トリコデルマ属菌の病原菌を4月に接種して再現試験を行った結果、山浦試験地BのN区において高い発現率を示したが、ムラサキホコリカビの着生は認められなかった。また、1年...
真菌類の病害の同定、生態の解明及び簡易診断法の開発(626)
摘要 ヒラタケ、エノキタケ、ブナシメジ及びシイタケの各栽培施設において浮遊・落下した菌の数は各施設とも培養室が少なく、栽培工程が進むにつれて増加する傾向にあり、生育室が最も多かった。分離菌の内Pen...
摘要 長野県のブナシメジからヒナダニ科の一種、沖縄県のクロアワビタケからガムシマルヒナダニ、ツノゲチビヒナダニが採集された。きのこ病害菌のコロニーからコナダニ科Histiogaster属の一種を採集...
摘要 きのこ菌床栽培におけるダニと糸状菌の相互作用は未だ明らかになっていない。そこで、食菌性のダニが病害菌の伝播にどの程度重要な役割を果たしているかを調べた。その結果、コナダニ科ケナガコナダニが大発...
ニマイガワキン菌およびシトネタケ菌の生理・生態的性質の解明(628)
摘要 材の水分と両害菌の腐朽力との関係を検討するために、容器内に水分を調整した鋸くず米ぬか培地およびクヌギの木片を詰め、高圧滅菌後両害菌を25℃で3.5か月間培養した。重量減少率が最も高かった含水率...
摘要 ほだ木表面を簡単に区切るための梯子状の器具を考案し、ほだ木表面を160区画に分け、各区画におけるクロコブタケの子座の有無を調査し、子座出現率を求めた。また、ほだ木を横方向に5■毎に切断して20...
摘要 きのこ害虫の微生物的防除を行うため、きのこ害虫の病原糸状菌の検索、研究室保存菌の主要きのこ害虫に対する病原力を検定する。{年次計画}(1)天敵微生物の検索(3~6年)。(2)病原力の検定(5~...
摘要 被害診断依頼件数は、病害26件、虫害18件、獣害7件で昨年度まで減少傾向のマツ激害型枯損が増加した。ヒノキ暗色枝枯れ病が高知県、ヒノキならたけ病が香川県で発生した。カメムシ類などスギ・ヒノキ球...
摘要 四国管内・四万十川流域においてスギ・ヒノキ幼齢林分及びシイタケ生産地の原木に対する鳥獣類の加害が顕著となり,林業従事者や行政担当者から苦情が大きくなっている。そのため,加害者の特定とその習性及...
摘要 ■ヒポクレア・ニグリカンスなどの病原菌を4月、8月に接種して再現試験を行った結果、供試木を8月に伏せ込んだ山浦試験地AのH1区において高い発現率を示した。また、4月に伏せ込んだA・B区で、ムラ...
摘要 きのこ類の菌床栽培の環境は害菌にも好条件となるのでその被害の防止が重要である。真菌類の害菌について、分離・同定、病原力、感染経路等を検討し、その生態を解明して、早期発見に役立つ診断方法を開発す...
摘要 食用きのこの施設栽培下で発生するダニ類について、生態、発生経過、病菌伝播機構等を解明する。各年度とも被害のデータ収集と、野外における食菌性ダニ類の採集を行なう。3~4年度にダニの生態を解明し、...