摘要 農林業被害をもたらすシカ等個体群の動態については、生息地の環境的・生態的条件とその変化(分断、隔離、配置等)の影響が指摘されてきた。しかしながら、農林業被害の回避・防除技術を確立するために必要...
摘要 マスコミで森林衰退の危機が危惧されている奥日光山岳地帯のシラビソ、オオシラビソ、ウラジロモミ等の衰退原因は主としてニホンシカによること、また、ダケカンバの衰退は台風、凍害、ナラタケ菌による複合...
大型草食獣が暖温帯の植生に及ぼすインパクトの評価と軽減(796)
摘要 9年度は森林にインパクトを引き起こしているニホンジカの食性を明らかにした。7年9月に九州大学宮崎地方演習林(宮崎県椎葉村)内の植生の異なる4ケ所からニホンジカのフンを採取し、フン中に含まれる植...
摘要 カメムシタマゴトビコバチは羽化した寄主種に関わりなくホソヘリカメムシ卵にはすべての雌蜂が産卵した。イチモンジカメムシ卵に対しては35%以下の雌蜂しか産卵せず、これらの雌蜂はすべてホソヘリカメム...
摘要 嬬恋菌に抵抗性を示す個体の選抜・自殖を3回繰り返した系統間で根こぶ病抵抗性反応が異なり、キャベツ‘ECD12’および市販キャベツCR品種‘安寿’の後代で比較的抵抗性の高い系統を得た。また、DHでは...
土壌伝染性糸状菌病に対する菌食性線虫の抑制能力の評価(175)
摘要 ニセネグサレセンチュウの1系統について、フザリウム菌によるキュウリつる割病とキャベツ萎黄病及びピシウム菌によるホウレンソウ苗立枯病に対する発病抑制効果を調べた。ポットに病原菌汚染土壌を充填し、...
大型草食獣が暖温帯の植生に及ぼすインパクトの評価と軽減(811)
摘要 8年度は森林にインパクトを引き起こしているニホンジカの九州地域内における分布を明らかにした。沖縄県を除く地域の内、31.4%でシカの生息が確認された。県別では宮崎県、大分県で生息区画の割合が高...
摘要 イネウンカ類の広域移動分散実態を把握するため、各地の飛来量データベースの整備を進め、植物防疫課が今年度より運用を開始したJPPNETに登録を行った。また、これまで移動に関わる気流の解析に用いて...
ウイルス病抵抗性イネの作出・抵抗性機構の解明・育種的利用(172)
摘要 組換えイネ一号に付与された抵抗性の特性について検討した。組換えイネ一号のT3世代は温室実験で抵抗性がある程度認められ、その抵抗性は病徴遅延効果、ウイルスの感染及び増殖に対するものだった。その後...
摘要 牛悪性カタル熱(MCF)はウシカモシカ型と羊型に大別される。前者はAHV-1の感染によるものであるが、後者のウイルスはまだ分離されていない。MCF発症牛と抗体陽性羊の材料から得られたPCR産物...
摘要 7年2~3月にかけて熊本県八代郡、球磨郡内9町村で実施された有害鳥獣駆除を対象に調査を行った。合計172個体(オス87、メス85)が捕獲され、すべての個体について捕獲場所を確定した。捕獲が許可...
摘要 牛悪性カタル熱(MCF)は、ウシカモシカ型と羊型に大別される。前者はウシヘルペスウイルス3型の感染によるものであるが、後者の病原体はまだ分離されていない。MCFが疑われた牛の病性鑑定由来材料3...
摘要 鹿と牛を共通に吸血するカの種類相を明らかにし、共通吸血種についてそのアカバネウイルス増殖能を解明する事を目的とした。鹿舎ではシナハマダラカが優占し、ヤマトヤブカ、アカイエカ、コガタイエカ、オオ...
摘要 牛悪性カタル熱は、ウシカモシカ型と羊型に大別される。前者はウシヘルペスウイルス3型の感染によるものであるが、後者の病原体はまだ分離されていない。牛胎児甲状腺細胞で培養したウシヘルペスウイルス3...
摘要 保護研究室への被害相談と四国4県、高知営林局管内における被害発生情報をとりまとめた。病害に関しては、平成4年12月から5年12月までに、計14件の発生情報が寄せられ、報告された病害の種類は12...
摘要 九州におけるサンドライ材の生産で発生する害虫について調査を行なった。月に一度、矢部営林署管内でスギ・ヒノキ3本を伐倒して野外に放置し、1~5カ月後に回収して脱出した昆虫を調査した。加害種として...
摘要 雨よけ栽培したキュウリ葉上から分離される微生物数は、葉1cm2当り細菌が105~106個、放線菌が104個前後、糸状菌が102個前後であった。これらの微生物数には品種間に大きな差異が認められな...
摘要 放牧地におけるカ類の産卵場所は、主としてヤマトヤブカでは畜舎軒下、ヤマダシマカとキンパラナガハシカでは平場林縁、ヤマダハマダラカでは山地林縁であった。各種の産卵のピークは、ヤマトヤブカでは6月...