2 りんごの生理障害を回避するための総合的管理技術の開発 (3) ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 1) ふじの「内部褐変」の発生要因解明と防止方法 (1) 気象等環境条件が発生に及ぼす影響
摘要 目的:‘ふじ’の内部褐変は4月平均気温と8月平均気温から発生の多寡を判別できることが分かった。そこで、4月、8月の気温を高温設定した実証試験により内部褐変の発生の多少を検証する。成果:春季にビニ...
摘要 目的:無袋果‘ふじ’に対して収穫時期別に1-MCP(エチレン受容体ブロック剤)を処理し、果肉褐変が発生しない収穫時期及び貯蔵期間を探る。成果:1-MCP処理による内部褐変軽減効果はみられなかった。貯蔵や...
摘要 目的:‘ふじ’有袋果に対して、収穫時期別に1-MCP(エチレン受容体ブロック剤)を処理し、果肉褐変が発生しない収穫時期及び貯蔵期間を探る。成果:1-MCP処理した有袋果における内部褐変の発生は、収穫日が...
摘要 目的:高品質で褐変発生を低く抑える可能性がある超低酸素CAについて検討する。成果:超低酸素貯蔵(酸素濃度1%)で果実品質の劣化を軽減できるのは、平成21年産では5か月貯蔵までであった。なお、若干の...
2 りんごの生理障害を回避するための総合的管理技術の開発 (3) ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 1) ふじの「内部褐変」の発生要因解明と防止方法 イ.有袋
摘要 目的:‘ふじ’の有袋果に対して、高品質で褐変発生を低く抑える可能性がある超低酸素CAについて検討する。成果:超低酸素条件で貯蔵した場合、果実品質の劣化を軽減できるのは、収穫適期1週間前に収穫した果...
2 高品質栽培技術と収穫果の品質管理技術の開発 、 (1) ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立、 1) ふじの「こうあ部裂開」の発生要因解明と防止法の確立、 (1) 発生要因の解明
摘要 目的:こうあ部裂開の発生に関与する気象要因を明らかにする。、、成果:2009年の内部裂果発生は7月のまとまった降雨に伴って、7月中旬から8月中旬にかけて果実がより旺盛に肥大したことにより誘発された...
2 高品質栽培技術と収穫果の品質管理技術の開発 、 (1) ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立、 1) ふじの「こうあ部裂開」の発生要因解明と防止法の確立、 (1) 発生要因の解明
摘要 目的:こうあ部裂開の発生に関与する気象要因を明らかにする。、、成果:2008年は、開花が早まり果実生育期間が長かったこと、8月中・下旬にまとまった降雨があったことから、内部裂果の発生が増加した。そ...
摘要 目的:こうあ部裂開の発生に関与する気象要因を明らかにする。、、成果:1999年~2007年のデータから、満開61日~120日の降水量と満開後約175日の外部裂果発生率との間には極めて高い正の相関があった。2006...
2 高品質栽培技術と収穫果の品質管理技術の開発 (1) ふじの果実障害発生の要因解明と防止法の確立 1) ふじの「こうあ部裂開」の発生要因解明と防止法の確立 (i) 発生実態調査
摘要 目的:着色系統間における外部裂果の差異を確認し、要因解明と防止法確立のための基礎資料とする。 成果:前年と同様に、青森県りんご協会が選抜した系統(協会選抜)は三島系や長ふ6号より外部裂果がすくな...
摘要 目的:こうあ部裂開の発生に関与する要因を探り、発生にメカニズム解明の基礎資料を収集する。ここでは降水量との関係を検討する。 成果:1999年~2006年のデータから、満開81日~130日の積算降水量と収穫時...
摘要 目的:果実肥大が裂開発生に及ぼす影響を明らかにする。 成果:裂果の横径肥大量は満開84日~94日で健全果より上回り、内部裂果が発生した時期と重なっていた。収穫時の果実の大きさよりこの時期の肥大量が...
摘要 目的:被袋処理はこうあ部裂開を軽減させるが、その機構を明らかにする。 成果:被袋処理によるこうあ部裂開軽減効果は果皮の柔軟性を増加させることによるものと示唆され、その機構はリンゴエクスパンシン...
摘要 目的:着果部位で裂開発生が異なることが観察されるので、樹体の水分ポテンシャルとの関係を検討する。 成果:降雨後、樹幹内部の水ポテンシャルと果実の肥大量は樹冠外部より高まり、収穫時の裂果発生率も...
摘要 目的:こうあ部裂開は樹勢の強い樹で発生が多い傾向があるので、環状はく皮による軽減効果を検討する。 成果:6月上旬の環状はく皮は8~9月の果実肥大量が無処理より低下し、こうあ部裂開の軽減効果がみられ...
摘要 目的:こうあ部裂開は夏場の多雨で発生が多い傾向があるので、黒ポリマルチ、敷きわらによる軽減効果を検討する。 成果:両者とも周囲からの水の流入があり、軽減効果は明らかでなかった。