高品質カンキツ生産のための養水分管理技術並びに傾斜地園地の省力化と整備技術の体系化
摘要 温州ミカンを中心とする高品質カンキツの連年安定生産のための、より省力・軽労的で低コスト型のマルドリ方式について、品質、安定生産性、環境負荷低減などの効果の実証を進めて体系化し、水分管理に圃場で...
カンキツの連年安定生産のための養水分管理・制御並びに園地管理技術の開発
摘要 「マルドリ方式」の高度化を図る目的で、施設の適切な設計を支援できるシステムを開発した。また、樹体に応じたかん水が可能となるように水分状態を簡易に把握する手法の開発を進めた。さらに、点滴かん水施...
摘要 高品質安定生産の水管理を行うために、カンキツの1樹単位の春季から秋季までの年間水分消費量の多雨年としてのデータを収集するとともに、簡易樹体水分計測機を試作した。また、カンキツ園における点滴灌水...
摘要 周年マルチ点滴潅水同時施肥法(マルドリ方式)による普通温州の成木における果実品質向上ならびに収穫前施肥による品質への影響を明らかにした。i)本施肥管理法により、糖度は露地栽培よりも約2度増大した...
摘要 11年度は通年マルチ処理によって、細根量が増加することを確認した。堆肥あるいは客土処理で、堆肥中や客土した土中に新根が多数伸長していた。より一層の細根量の増加を図るには、一般的客土よりも堆肥様有...
摘要 11年度は非破壊選果機を導入しているカンキツ選果場を調査し、施設の故障時の対応に選果施設の各工程を多くの会社で請け負っているプラントでは、時間のかかる傾向にあることを明らかにした。また、非破壊選...
カンキツ果樹水分生理制御技術による高品質果実生産技術の開発(10)
摘要 11年度は温州ミカンの浮皮が10ppmプロピルデヒドロジャスモン酸と10ppmジベレリンの混合液散布で明白に抑制されることを明らかにした。温州ミカンの着色開始前の9月処理で効果が顕著であった。従来見られた...
摘要 カンキツの栽培条件が糖酸度等に及ぼす影響を解析・予測するニューラルネットワークモデルによって、11年度は主にカンキツの植栽位置の斜面方位が果実品質に及ぼす影響を解析した。北から時計回りに、北東...
摘要 11年度は降雨流出量が、作業道を舗装したり、マルチを敷設することにより、整備・敷設前に比べ増加し、小雨でも流出が生起するようになることが明らかとなった。この結果は、作業道整備やマルチ敷設等によっ...
摘要 11年度は園内作業道の設計担当者が1時間程度で1園地の園内道の設計が可能となるように、設計支援シミュレータの操作性を改良した。本支援シミュレータの適応性を聞き取り調査したところ、3次元鳥瞰図表示...
摘要 11年度は作業道整備が土壌流亡に及ぼす影響を調査した。一雨ごとの降雨流出率は作業道整備前後で大きな差異はなかったが、一雨雨量100mm以下の雨量での降雨流出率は、作業道整備後に大きな値を示すことを明...
摘要 急峻傾斜地カンキツ園における省力的管理作業化を図るため、片排土ロータリを装備し、低速で造成作業ができる狭幅作業道造成機を開発し、モノレールに接続する作業道の造成方法について検討した。造成機は小...
摘要 本研究では、軽労型高品質果実生産技術、急峻傾斜地における軽労化技術および園地保全技術を導入し、中山間カンキツ地域の活性化に生かすことのできるように、各技術開発を体系化し、営農システムを確立する...
摘要 本研究では、通年マルチ及び潅水と同時に施肥を行う方法による高品質果実安定生産を行うための潅水基準を策定するため、カンキツ水分生理機構を解明する。12~13年度は、分光反射特性や葉気温差測定により、...
摘要 12年度は客土や土壌改良材添加により細根量が多く発生することを明らかにした。堆肥処理では、果実の着色が良く糖度が高く、収量が増加した。11年度細根増加効果の見られたマルチ下点滴潅水同時施肥法に...
摘要 現在稼動している非破壊型選果機では、糖度測定においては、選果機間の差があるものの、従来からの破壊検査と比較し、0.9以上の高い相関が見られたが、酸度の測定精度については0.4~0.5と相関が低...
カンキツ果樹水分生理制御技術による高品質果実生産技術の開発(9)
摘要 12年度はジベレリン(GA)とプロピルデヒドロジャスモン酸(PDJ)で、温州ミカンの浮き皮が抑制され、5ppmGA≒10ppmGA>10ppmPDJ>5ppmPDJ+5ppmGAの順に効果が高...
摘要 12年度は乾燥ストレスをかけたカンキツ樹の茎流量は湿潤樹の20~30%に抑制されたが、潅水後速やかに回復し、24時間以内に湿潤樹との差は無くなることを明らかにした。蒸散速度が低い場合には光合成...
摘要 香川県下において,日南1号,宮川/興津早生,青島温州計310樹体の樹体調査(収穫前糖酸度,葉色,着果量,収穫時糖酸度)を実施した。10,11年度の調査結果を入力データにして,重回帰分析で予測式を...
摘要 12年度における香川県大野原地区の7、8月2ヶ月間の降雨量は、確率年が100年以上となり、異常干ばつであった。この期間に200mmの降雨があれば干ばつが回避できるが、降水量が200mmを越えな...