2.熱帯等の不安定環境下における農作物等の生産性向上・安定生産技術の開発
摘要 陸稲品種NERICA1等の現地普及品種へ、窒素吸収促進遺伝子(qRL6.1)の交配での導入を進めた。NERICA1にqRL6.1を導入 した系統では、つくばの畑地条件で親品種と出穂日に大きな差はなく、地上部乾物重、穂の...
暖地における周年放牧を活用した高付加価値牛肉生産・評価技術の開発
摘要 水田・耕作放棄地を活用した放牧肥育に関しては、_x000D_ a) 九州の低標高地域における去勢牛を対象とした生産者向けの周年放牧肥育技術のマニュアルを作成した。内容は本技術の概要説明 から始まり、留意点...
摘要 発情微弱化要因の解明と発情発現の明瞭化方策に関しては、_x000D_ a) ニューロキニン受容体作動薬であるSenktideの腟内投与が性腺刺激ホルモン分泌を亢進することを明らかにした。_x000D_ b) 分娩後40日以降...
摘要 遺伝子発現やエピジェネティクス情報等を活用したクローン胚等の品質評価法に関しては、_x000D_ a) ウシ線維芽細胞核移植胚において、切断2分離胚より割球分離胚の方がペア胚のOCT4やXIST遺伝子の発現量の差...
摘要 ナス科野菜の先導的品種・系統開発に関しては、_x000D_ a) 「トマト安濃交8号」及び「トマト安濃交9号」の育成系統評価試験を実施し、「トマト安濃交8号」は育成系統評価試験を継続することとし、「トマト安...
摘要 病原体汚染程度を判定するシステム開発に関しては、 a) 開発した汚染程度評価法を用いて国内各地より収集したジャガイモモップトップウイルス陽性土壌試料39点の発病リスクを検定し たところ、土壌のウイル...
摘要 ムギ類赤かび病に関しては、 a) 赤かび病抵抗性素材のコムギ品種について、菌体量当たりのかび毒量には品種間で差があり、菌体量当たりのかび毒量は年次の影 響を受けやすい形質であることを認めた。 b) コ...
摘要 米の品種識別法に関しては、リアルタイムPCRによる品種の真贋と混入の有無を短時間に検出できる分析系を用いて、品種混合サンプルの品種構成(うるち米の主要30品種)を短時間に検出できるPCRアレイを確立し...
セルロース系バイオマスエタノール変換の高効率・簡易化技術の開発
摘要 未利用、低利用のセルロース系バイオマスの原料特性評価と粉砕・前処理技術の最適化に関しては、 a) 平成26年度に開発したCaCCOプロセスの簡易分析評価法を活用し、資源作物茎葉58種についてグルコースとキ...
摘要 機能性成分の分析法の標準化に関しては、 a) 農産物・食品の抗酸化能評価法である親油性酸素ラジカル吸収能測定法(L-ORAC法)について、室間共同試験によりその妥当性を 確認した。 b) 農産物・食品の抗酸...
摘要 代謝調節機能性の評価技術の開発に関しては、 a) ケルセチンは、食餌性肥満モデルマウスの内臓脂肪の蓄積や活性酸素の産生を抑制し、種々の免疫細胞の増加や活性化を抑制する こと等により、メタボリックシ...
摘要 農産物・食品の生体防御に関わる健康機能性の評価技術と関与成分の科学的実証に関しては、 a) リンゴ由来プロシアニジンオリゴマーは活性化ヘルパーT細胞の解糖系活性を抑制するという作用機序により、T細胞...
摘要 食味・食感特性評価技術と食味や食感などの付加価値を創出する技術に関しては、 a) トマトについて、うま味成分であるグアニル酸含量が加熱温度50~60℃で最大となり、加熱によるグアニル酸の増加量には品種...
摘要 野菜・果樹・花の品質劣化機構の解明と品質保持技術の開発に関しては、 a) 鮮度マーカー遺伝子の発現を指標として、ブロッコリーの流通過程に与える要素技術の組合せ効果について検討を行った結果、MA 包装...
摘要 農産物・食品の流通・加工工程の改善や開発に関しては、 a) イチゴについては、果実の相対的な動きを制限する包装容器(例えば、特殊包装:つり下げ型緩衝材)を用いることで、果実損傷 を低減できることを...
摘要 生物機能探索のための解析・評価技術の開発と多様な生命現象の解明に関しては、 a) 受容体機能を活用し、生体内で活性を有する生理的に意義のある酸化LDLを検出する汎用性の高い技術の開発に成功した。さら...
摘要 影響度評価を導入した照査手法の開発に関しては、 a) ため池やパイプライン等における液状化を防止するための細粒分を含む土の締固め管理方法に関して、三軸せん断試験を利用して 初期せん断応力と乾燥密度...
春夏まきレタスの窒素施肥改善と食味評価に基づく品質向上技術の開発
摘要 窒素施肥法として、速効性・緩効性割合や、緩効性肥料の溶出タイプを検討する。また、窒素施肥は収穫後の日持ち性、特にテクスチャーの維持に影響すると想定されるため、テクスチャー評価法を構築し、それ...
新たな簡易米飯評価法を用いた実需ニーズに対応した業務用多収品種の開発
摘要 新たに開発した簡易米飯評価法を用いて、消費者が求める値頃感と美味しさを兼ね備えた、丼物と弁当用に適する業務用米多収品種を早期に開発する。
菜豆のサラダ用加工特性の解明と加工適性・耐病性に優れる品種開発の強化
摘要 近年、需要が増加しているサラダ用途向けとして調理後の粒色が濃く鮮やかで、皮切れ・煮くずれしにくい加工特性をもつ道産いんげんまめ新品種の育成が求められている。一方、道産金時類では皮切れが少ない...