(6)水産物の安全・安心と輸出促進を含めた新たな利用のための研究開発
摘要 ・新たな海洋生物毒について、オカダ酸群を産生する微細藻のProrocentrum limaから新規のオカダ酸類縁体を単離し、化学構造(C9-diol OA)を明らかにした。さらに、下痢性貝毒オカダ酸の認証標準物質中に新...
条件不利地域の農業生産強化のための多様な農作物の育成と利用技術の開発
摘要 サトウキビでは、株出し多収品種の育成向け選抜を進めたほか、国内野生種「西表8」由来の黒穂病抵抗性に関するDNA マーカーを開発した。テンサイでは、直播栽培での生産力を評価し、収量が6t/10a を超える3...
摘要 バイオマーカー開発に向け、高温登熟性に関連する発現遺伝子群を見いだしたほか、高温耐性系統の選抜に用いるタンパク質を同定した。また、イネのリン要求性をバイオマーカーによる診断で判別できることを確...
摘要 加工適性に優れたカンキツ「あすき」について、ウイルス・ウイロイドフリー母樹を育成し、苗木業者への穂木供給を開始した。浮皮抵抗性品種の育成において、現状でカンキツの主産地より平均気温が2℃高い条件...
土壌の物理・化学性の簡易診断と有機物や生物機能の評価に基づく持続的土壌管理技術の開発
摘要 水稲の土壌可給態窒素簡易評価法に基づく収量予測式を設定し、簡易評価可給態窒素・収量・施肥量の3項目のデータから地域や品種等各地の状況に応じた窒素施用量調整の目安を導出する手順を開発し、適正窒素...
摘要 目的:CLをはじめとしたカラマツ類造林での病虫害リスクを考慮した効率的な植栽の実現にむけて、若齢林でのカラマツ類の病虫害被害状況を示すとともに、カラマツ類の病虫害抵抗性の違いやストレス環境(乾燥...
農産加工食品の開発・改良と新品種等の加工技術に関する研究 2 シャインマスカットを使用したレーズンの製造方法についての検討
摘要 目的:シャインマスカットを原料にしたレーズンの製造方法を検討し、シャインマスカットの加工品開発を目指す。 成果:シャインマスカットを乾燥前に銅イオンに浸漬することで一定の退色防止効果がみられた。
哺乳動物のフリーズドライ細胞による遺伝資源保存及び発生機構の探求
摘要 凍結乾燥は,食品や医薬品の安定保存技術として実用化されてされている。精子の凍結乾燥についてはマウスで産子の報告があるがウシでの産子生産の報告はない。そこで,貴重な種雄牛の精子を保存する意義から...
摘要 目的:これまで泌乳牛へ飼料用米を給与する場合、乾燥した飼料用玄米や籾米を破砕して他の飼料と混合する研究が多く行われてきたが、飼料用米の低コスト貯蔵が可能とされる籾米サイレージについては、給与試...
多機能ブルドーザとドローンを活用した石川型低コスト水稲生産モデル実証事業
摘要 【目的】 水稲Ⅴ溝乾田直播栽培において、防除用ドローンや水位センサーの導入等により労働時間を慣行比10%削減する。 【方法】 1) 試験地:白山市西米光町2) 試験区の構成 実証区:農業ブルドーザ+ドロ...
摘要 「Qなっつ」栽培において、マルチ同時播種機及びハンマーナイフモア、ラッカセイ掘取機、自走式拾い上げ脱莢機、簡易乾燥装置による機械化栽培体系を場内圃場において実証した結果、10a当たりの合計作業...
摘要 青果用6系統を供試して調査した結果、黄肉色系統では「関東155号」及び「九州192号」、紫肉色系統では「作系67」の合計3系統が外観品質、収量性等が優れたため、次年度に継続調査とした。また、「ベニア...
摘要 かん水及び乾燥方法など新品種の高品質種子生産技術を確立する。「Qなっつ」は開花期後85日以降の掘り取りで落ち実が増加することが明らかとなった。また「千葉P120号」は開花期後45日のかん水が重要であ...
バイテク技術等を利用した東京特産品種の育成 ~温暖地での省力・高品質栽培を可能にするブルーベリー品種の育成研究~
摘要 ブルーベリーでは労力のかかる個別収穫が行われており、規模拡大や人件費削減を妨げ、日持ち性低下を招く原因となっている。また、果実品質の優れるハイブッシュ(HB)品種は暑さや乾燥に弱く、東京などの温...
食の安全性確保技術と機能性食品の開発 ~コマツナ含有成分の加工による消化吸収特性変化の解明~
摘要 コマツナはカロテノイドやミネラルを豊富に含む東京の特産野菜である。近年では、生鮮品としてのみならず一次加工されて加工食品の原料としても利用されている。このことを踏まえ、当センターではコマツナの...
食の安全性確保技術と機能性食品の開発 ~チョコレート原料・製品の品質評価方法の確立~
摘要 都内には,チョコレート製造企業・関連企業が数多く存在している。チョコレートの原料は,カカオ豆(あるいは加工後のカカオマス),ココアバター,糖類,全脂粉乳等である。チョコレートの品質には,カカオ...
ブドウ優良品種選抜と栽培技術の確立 1 ブドウ優良品種の特性調査(第5次)
摘要 検討7品種3系統について、生育特性と果実品質調査を行った。本年は、1~3月上旬にかけて暖冬傾向であったが、その後は低温・乾燥条件が続き生育と収穫が遅かった。開花期の天候不順により、果粒肥大は...
牧草・飼料作物および畜産環境に関する素材開発研究 1 堆肥散布時の臭気拡散軽減技術と低コスト栽培技術の開発 (1)臭いが軽減できる新たな堆肥施用機の開発
摘要 目的:臭気の拡散が極めて少なく、作業者や周辺環境にやさしい堆肥散布機を開発する。 成果:褐色低地土、褐色森林土、黒ボク土を対象に、生土、ある程度乾燥させた土壌の2水準でカラム内に堆肥混和土壌及...
摘要 目的:地球温暖化により想定される高温や乾燥条件に耐性があり、成長に優れた花粉発生源対策スギ品種を開発するための作出技術を検討する。 成果:試験地の生育状況、土壌含水率の調査によると、水分条件を...
温暖化に強いウンシュウミカンの安定生産技術の確立 1「ゆら早生」および「石地」の水管理技術の開発
摘要 目的:秋季の高温・多雨の条件下においても品質が低下しにくい「ゆら早生」および「石地」の安定生産を図るため、水管理技術および着果管理技術を開発する。 成果:両品種について、葉の水ポテンシャルを積...