ゲノム情報を活用した麦・大豆の重要形質制御機構の解明と育種素材の開発
摘要 ムギの越冬性については、a)耐凍性に関わるラフィノース生合成系酵素遺伝子、ミオイノシトール一リン酸合成酵素遺伝子(MIPS)を単離した。b)RNAシャペロンと相互作用するタンパク質として核内polyA結合タン...
摘要 耐湿性トウモロコシについては、雌穂収量低下の原因となっていた雌穂長と雌穂径等を小さくするテオシント由来の遺伝領域が第8染色体の長腕側にあることを解明し、この遺伝領域が親系統Mi29由来の遺伝領域に...
c.粗飼料自給率向上のための高TDN収量のとうもろこし、牧草等の品種育成
摘要 とうもろこしでは、1)耐湿性品種の開発に向けて、不定根形成能QTLを導入した準同質系統を用いたF1系統について、ほ場において12葉期から2週間のかん水を行い耐湿性を評価したが、非導入の系統を用いたF1系...
c.粗飼料自給率向上のための高TDN収量のとうもろこし、牧草等の品種育成
摘要 とうもろこしでは、1)「北交66号」について、標準品種「ぱぴりか」に比べ、耐倒伏性とすす紋病抵抗性が顕著に優れ、TDN収量も8t/ha程度と高いことから、北海道の根釧地域および道北地域に適応する新品種候...
c.粗飼料自給率向上のための高TDN収量のトウモロコシ、牧草等の品種育成
摘要 1)とうもろこしでは、テオシントの耐湿性に関係する不定根形成能に関わるQTLを持つ準同質遺伝子系統を作出するとともに、高TDN収量(東北の適地で約5%多収)の寒地・寒冷地向きの新品種「北交65号」を育成...
c.粗飼料自給率向上のための高TDN収量のトウモロコシ、牧草等の品種育成
摘要 耐湿性等とうもろこし系統の作出については、(1)高度耐湿性を有する近縁野生種のテオシントから耐湿性関連QTLを戻し交雑により第5世代まで選抜を進め、不定根形成能および幼植物の耐湿性が向上することを明...
l.飼料作物の育種素材開発のためDNAマーカー利用技術と遺伝子組換え技術の開発
摘要 主要飼料作物・芝草等について、耐病性等の連鎖地図の作成・選抜マーカーの開発、有用遺伝子の単離・機能解析、培養系・遺伝子組換え技術の開発など一連のバイオテクノロジー関連技術を効果的に組み込むため...
摘要 耐雪・耐倒伏性早生系統「高系23号」は、根雪期間70日間で標準・比較品種に比べて越冬性は優れ、出穂期は同じで、乾物率は低く、乾物収量は同程度で耐倒伏性は優れた。また、直立型で稈長が低く、葉身長・葉...
摘要 花粉親系統及び種子親系統の各種病害抵抗性、抽苔耐性の検定・評価、選抜により幾つかの有望系統を育成、更に新たな系統の育成を継続する。一代雑種では抽苔耐性、病害抵抗性、生産力検定試験から、複合抵抗...
摘要 育種目的は耐雪性の付与を基本にして耐倒伏性・耐湿性に優れる積雪地向き多収品種を育成することである。昭和37年在来系統からの選抜育種を始め、交配後の母系選抜育種に移行し、高系1号から高系23号ま...
摘要 東海・近畿・中国地域においては、大豆の多くは水田転換畑で作付けされており、湿害や立枯性病害の発生が多く、収量が低く不安定である。またこの地域には大豆の育成地がなかったため、この地域の気象・土壌...
摘要 北陸地域は六条大麦の主要産地であるが、単収は他地域に比べ低い。冬期間の雪・雨が多いことや、麦作が重粘土の転換畑に多く作付けされているため、湿害・雲形病・雪腐病が発生し、低収の原因となっている。...