チャの新害虫ミカントゲコナジラミの発生密度に対応した戦略的防除技術体系の確立
摘要 (1)チャ寄生性ミカントゲの自律飛翔能力の試験により、長距離の自律的な移動分散が生じる可能性が低いと考えられる結果が得られた。これにより、今後おこなう気象要因がチャ寄生性ミカントゲの移動分散に...
3)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 本中課題は、年度計画に沿って順調に進捗している。「グリーニング病」プロジェクトでは、ベトナム南部果樹研究所との共同研究が円滑に進められている。「ココヤシ害虫」プロジェクトでは、ハムシの人工飼育...
摘要 薬剤使用量の大幅削減を目標に生物的防除、物理的防除等を活用した総合防除技術の体系化・ミカンハダニ及びチャノキイロアザミウマの土着天敵類、光反射シート等活用による総合的害虫管理体系の確立・黒点病...
温州萎縮ウイルス弱毒系統の探索・作出と弱毒性早期判定法の開発(227)
摘要 これまでのエライザでは検出困難とされていた温州萎縮ウイルス(SDV)の幾つかの系統や近縁ウイルスを高感度に明瞭に検出するRT-PCR法を開発した。SDVは系統や近縁ウイルスの違いによって、温州ミカンでの病...
複数天敵利用を核としたハダニ、アブラムシ等総合防除技術の確立(241)
摘要 ミカンハダニと天敵類の発生消長を農薬無散布園で8~10月に調査した。期間中ハダニ及び天敵類の密度は極少に推移し、9月下旬の台風通過後はハダニ及び天敵類の発生が皆無となったため、天敵類の影響につい...
カンキツ加害性アブラムシを攻撃する寄生蜂の生態の解明(242)
摘要 カンキツ加害性アブラムシの生物的防除因子として有望と見なされたアブラバチ科寄生蜂3種について、生態的諸特性を調査した。その結果、3種のうち2種については高い産卵能力と寄主適合性が認められるもの...
摘要 ミカンヒメコナカイガラムシ(以下ヒメコナ)若齢幼虫(1齢幼虫主体)を接種した鉢植えウンシュウミカン苗木に、寄生蜂Allotropa sp.雌成虫をヒメコナ50匹に対し1匹(以下50:1区)と、25匹に対し1匹(...
カンキツエクソコーティス病の弱毒ウイロイドの探索及び遺伝子解析
摘要 カンキツエクソコーティスウイロイド(CEVd)は、わが国のカンキツ園で最も広く栽培されるカラタチ台カンキツに台木の剥皮および樹勢低下の症状を引き起こすカンキツエクソコーティス病の病原である。CEVdは...
摘要 2種寄生蜂Allotropa sp.とAnagyrus subalbipesの産卵数・産卵期間・産卵対象ステージが次世代の性比に与える影響等、繁殖特性の多様性を解明する。また、産卵対象とならないステージに対する両種の産卵・幼...
摘要 熱帯・亜熱帯地域におけるカンキツ類の最重要病害であるカンキツグリーニング病は近年我が国の南西諸島に侵入し、1994年には沖縄本島でも発生が確認された。本病害の蔓延を阻止するためには媒介虫である...
カンキツエクソコーティス病の弱毒ウイロイドの探索及び遺伝子解析(216)
摘要 接木ならびに剪定鋏等の器具の汚染によって伝染するカンキツエクソコーティスウイロイド(CEVd)の防除に利用できるCEVdの弱毒系統を探索・作出するために,研究室保存のCEVd感染株(カンキツ)よりビロード...
温州萎縮ウイルス弱毒系統の探索・作出と弱毒性早期判定法の開発(217)
摘要 土壌伝染の疑われる温州萎縮ウイルスの被害回避に利用できる弱毒系統を探索するため,11年度までに,ラフレモン台上野早生を指標に用い,逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)により保毒の有無を確認する弱...
複数天敵利用を核としたハダニ、アブラムシ等総合防除技術の確立(230)
摘要 減農薬カンキツ園における4月のマシン油乳剤散布がハダニとカブリダニ類の発生に及ぼす影響を調査した。孤立園では両者共に低密度に推移したのに対し、周辺に同様な園地があるカンキツ園ではハダニは低密度...
タイ国でのカンキツトリステザウイルス弱毒、強毒系統の探索収集(206)
摘要 海外のカンキツトリステザウイルス(CTV)を収集するため、タイ国の10県下、20カンキツ園のライム64樹から穂木を採取するとともに、タイ農業局保存6株の分譲を受けた。これらの穂木をユズ実生に接...
温州萎縮ウイルス弱毒系統の探索・作出と弱毒性早期判定法の開発(207)
摘要 自然発生圃場より探索した温州萎縮ウイルス弱毒候補株、並びに熱処理によって作出した弱毒ウイルス候補株のラフレモン台上野早生上における発現病徴を観察したところ、各候補株により病徴の発現程度に差が認...
摘要 オウトウ、モモ、ブドウ、カンキツなどの各種果実を冷温・高湿条件下で長期間高品質で貯蔵が可能であることが最近明らかにされた。しかし、高湿度であるため果実腐敗が多発することが想定される。そこでこの...
複数天敵利用を核としたハダニ、アブラムシ等総合防除技術の確立
摘要 カンキツの害虫種に対する個別防除技術を開発するとともに、害虫群管理の観点に基づき各種防除技術の組み合わせとそれらの相乗効果や補完関係等を解明することにより、カンキツ園での農薬使用量を半減する総...
カンキツ加害性アブラムシを攻撃する寄生蜂の生態の解明(218)
摘要 カンキツ加害性アブラムシの天敵寄生蜂ミカンノアブラバチ及びクロアブラバチの有効利用を計るため、それらの越冬生態と寄主範囲を調査した。その結果、両種とも秋期に発生する寄主の両性世代に対する寄生率...
タイ国でのカンキツトリステザウイルス弱毒、強毒系統の探索収集
摘要 タイ国の10県下、20カンキツ園のライム64樹から穂木を採取するとともに、タイ国農業局保存の6株の分譲を受けた。これらを持ち帰りユズ実生苗木に接種して活着後、新たにライム穂木を接ぎ木した。ユズ...
温州萎縮ウイルス弱毒系統の探索・作出と弱毒性早期判定法の開発(222)
摘要 静岡、愛知、山口、福岡、長崎の一般圃場から、温州萎縮ウイルスが感染しているかその疑いがあるものの中で症状が軽微であるものを選抜しラフレモンの実生苗木に接木した。また当研究室保存の強毒温州萎縮ウ...