摘要 清見の果実は流通段階において果皮障害を生じる弱点を持っている。近赤外吸収の手法により、障害を発生する個体は、貯蔵時に既に障害発生の前兆を持っていることが明らかになった。今後はこのような生理的特...
カンキツ類における機能性成分の高含有素材の検索、評価(35)
摘要 カンキツ類は多くの高機能成分を含んでおり、なかでも果実に多く存在するテルペノイド類は香料原料や抗菌物質としての利用等が期待されている。そこで、これら成分の時期、種・品種間の動態把握と、アレロパ...
光エネルギー変換にともなう電子伝達系の効率を制御する因子の機能解析
摘要 光合成反応を分子遺伝的レベルで制御する手法の開発を目指し、光エネルギー変換に関与する電子伝達系を構成する光化学系の各サブユニットが、電子伝達に与える影響を明らかにする。6~7年度には、常緑の永...
摘要 口之津支場内のカンキツ樹について、潮風害を受けた後の落葉状況により、その品種間差異を調査した。その結果、非常に落葉し易いものはカラタチ、シトレンジ、ナガキンカン、レモンで、落葉し易いものはスイ...
摘要 基礎研究としてバレンシアオレンジの果実を供試し、フラベド、アルベド、砂じょう、種子等に分けて各部のオーキシンとアブシジン酸を定量し、これら内生ホルモンの果実内の分布と季節変動を明らかにする。次...
摘要 栽培しやすく品質優良な新品種を育成するため、選抜調査を継続中である。これまでに5系統を選抜し、興津41号、43号、44号、45号、47号として第6回及び第7回系統適応性検定試験に供試中である。...
摘要 系統適応性・特性検定試験に供試してきたカンキツ安芸津9号およびカンキツ安芸津10号について、平成4年度の系統適応性・特性検定試験成績検討会においてその優良性が認められたため、農林登録の準備を行...
摘要 センチニクバエ由来のザルコトキシンのもつ抗菌性を利用し、かいよう病耐性育種を行いつつ、遺伝子導入技術を確立するため、直接導入法による形質転換を試みた。特に、アグロバクテリウム法による遺伝子導入...
摘要 ポンカンの収穫後における高温での予措が食味、フレーバー、果皮色に及ぼす影響を検討した。20℃予措では果皮色が向上し、順位検定法による官能評価ではフレーバーの改善が確認された。20℃予措果実の食味...
摘要 ザルコトキシンのもつ抗かいよう病活性を利用するため、その遺伝子の導入を試みた。10種類のカンキツカルスにPR1aプロモーターとザルコトキシン遺伝子の融合遺伝子の導入を図ったが、これまでの実験と...
カンキツタターリーフウイルスの系統分化と抗体の作製(223)
摘要 研究室保存の各種収集株の抗原性の違いを明らかにするため、横浜植物防疫所調査研究部で作製したカンキツタターリーフウイルスに対するモノクローナル抗体9E10及びポリクローナル抗体を用い、間接DAS...
リンゴステムグルービングウイルスの抗血清を用いたFab2間接ELISAによるカンキツタターリーフウイルスの検出
摘要 リンゴステムグルービングウイルス(ASGV)はカンキツタターリーフウイルス(CTLV)と遠い血清学的関係が近年認められた。ASGVのFab2を用いる間接ELISAによりCTLVの検出を試みた。...
ミドリヒメヨコバイの加害時期によるカンキツ果実の被害の発現とその防除(280)
摘要 ポンカン、ネーブル、川野甘夏、新甘夏、温州みかんの5品種を供試して、10月中旬から12月中旬まで、時期を変えて成虫を接種し、被害の発現状況を見た。その結果、品種と時期によって被害の発現に差がみ...
摘要 ポストハーベスト技術によるポンカンの品質向上を図るため、色素組成、果皮色と保管温度との関連について調査した。ポンカンの果皮色は、15~25℃ が最も濃くなった。温度変化に対するこのようなパター...