農業生物の生産性向上・有用形質付与等に向けた遺伝子機能の解明
摘要 ゲノム情報の整備に関しては、農業情報研究センターデータ戦略室が利用するクラウドサービス内にRDF(Resource Description Framework)化と呼ばれる方法でデータの関係性を記述したTogoGenome システムを構...
新特性シルク素材やシルクタンパク質等生体物質由来の新機能性素材の作出とその利用技術の開発
摘要 組換えカイコの実用化については、緑色蛍光シルクを生産する系統と非組換え系統の交雑当代を農家で飼育するための第一種使用規程承認申請を行い、大臣承認を得た。昨年度と同じ2 社が養蚕農家2 軒と契約して...
摘要 1.抗トマトモザイクウイルス(ToMV)薬剤の高活性化に向けて、ToMV複製タンパク質のヘリカーゼドメイン(ToMV-Hel)を 標的として19F-NMRによるフラグメントスクリーニングを実施し、得られた16ヒット化合物の...
摘要 1.環境低負荷型の新規昆虫制御剤の開発に資するため、幼若ホルモン(JH)のシグナリング機構及び生理学的機能の解明 を行った。カイコ培養細胞を用いて、JHによる蛹化抑制の分子メカニズムを解析し、JHによ...
摘要 1.キチョウにおいてはこれまでZ染色体を2本持っている遺伝的なオスが細胞内共生細菌であるボルバキアによってメス化されていると考えられていたが、Z染色体上の遺伝子の相対的存在量、及びその遺伝様式を...
① 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1.生物研で担当しているコムギ6B染色体を含め、21対の染色体ごとの概要配列解読が終了し、国際コムギゲノム解読コンソーシアム(IWGSC)として26年9月にScience誌に発表した。この概要配列情報は、マーカ...
摘要 1. 幼若ホルモン(JH)受容体を標的とした新規な昆虫制御剤を開発するために、最適化したカイコ培養細胞を用いたレポーターアッセイ系を用いて、化合物ライブラリー(約1万種)及び植物抽出物(500種)をス...
摘要 1.黄色発色向上技術の確立、(1)品種における葉色特性、黄ニラの黄色発色程度は品種によって異なり、年間を通して「ワンダーGB」は黄色が薄く、「パワフルGB」は濃い品種であった。、(2)各品種に...
② バイオインフォマティクス研究による農業生物ゲノム情報の高度化
摘要 1. 幅広い農学系研究者が利用するためのデータベース群の運用を行った。このようなデータベースを構築するためには、きわめて大量 の配列情報を短時間で処理し、コンテンツを作成する必要がある。そこで、...
摘要 1. トビイロウンカに対する新規な成長制御剤のスクリーニング系を開発するために、昨年度樹立したカイコ培養細胞を用いた幼若ホルモン(JH)活性物質のスクリーニング系に、リファレンスレポーターを導入し...
摘要 1. 外来遺伝子をカイコの全身で強く発現させることが可能な新規プロモーターの開発に成功した。産卵後5日目の胚でも強い発現が観 察され、またほとんどの組織で恒常的に発現がみられるため、組換えマーカ...
摘要 1.新規昆虫成長制御剤の開発に向け、昆虫幼若ホルモン輸送タンパク質JHBPを含み、有力な標的候補と想定されるTakeout/JHBPタンパク質群について構造生物学研究を進めた。結晶構造決定に成功したカイコTake...
(1) 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1. 今期から開始したゲノム解析支援において、研究所内外との連携によって、イネ、ダイズ、ユスリカ、ウンカ、リンゴ、スギ、トマト、ネギ、キク、カーネーションにおいてゲノム配列解析、発現遺伝子解析...
摘要 1. JHシグナリングの分子機構の詳細を明らかにし、JHスクリーニング系の改良に資するために、JH受容体候補遺伝子Met(メソプレントレラント)のパートナー分子の探索を行った。カイコのMetとsteroid recep...
摘要 1. 吸汁性昆虫の唾液成分は、植物の師管液の吸汁成立に重要な役割を果たしていると考えられる。トビイロウンカとツマグロヨコバイの凝固性唾液は植物内において口針の周りを取り囲む口針鞘を形成するが、...
摘要 1.幼若ホルモン(JH)関連研究では、哺乳類細胞を用いた機能解析により、カイコのMethoprene tolerant遺伝子(BmMet2)がJHの受容とJH依存的転写活性化に関わるJH受容体そのものであることがほぼ確実となった...
摘要 1.カイコが示す昆虫病原糸状菌の一種Beauveria brongniartiiに対する抵抗性に係わる遺伝子の特定を、カイコ遺伝子地図に基づいて進めた。第14番染色体の末端近くまで絞り込むことができた。2.殺菌剤ベフ...
摘要 1.遺伝的均一性が高い熱帯系中国種の大造と、広食性実用素材である日本種系統(日01号)を用い、染色体置換系統を作出するため、最大戻し交雑第8世代(BC8)まで進めた。2.生糸の光沢は、繊維に対する直...
摘要 過去にカイコとクワコとの遺伝子交流が起こった可能性を検証するため、集めるクワコとカイコのサンプル数を増やしてカイコと日本産クワコのミトコンドリアCO1遺伝子と染色体上のCAD遺伝子を調査した結果、い...
摘要 1.昆虫の発育や発生分化・行動等を支配する遺伝子の機能解明については、幼若ホルモン(JH)の作用機構を中心として中期計画に沿って順調に研究が進んでいる。未同定のJH後期合成経路の一つである、ファル...