次世代作物開発にむけた新規遺伝子の探索および新規育種素材の開発
摘要 重要農業形質に関わる既知及び新規の有用遺伝子に関する多型情報を収集し、イネでは122 品種について任意の遺伝子に関する対立遺伝子変異をブラウザ上で閲覧できるようにしたほか、カタログ情報の内部公開用...
摘要 バイオマーカー開発に向け、高温登熟性に関連する発現遺伝子群を見いだしたほか、高温耐性系統の選抜に用いるタンパク質を同定した。また、イネのリン要求性をバイオマーカーによる診断で判別できることを確...
摘要 「栽培管理支援システム」を、多様な利用者の要望に対応するため、東北の水稲生育状況の面的提示システムに出穂期の他、幼穂形成期、成熟期、刈取適期情報を加えた配信機能の拡張や大豆の生育・収量予測等の...
温暖化の進行に適応する品種・育種素材の開発事業に関する試験・研究開発
摘要 近年、高温に起因する胴割れ米の発生による品質低下が問題となっている。一方、気象の変動が激しくなっており、冷害のリスクもある。そこで、高温耐性と耐冷性を兼ね備えた系統の育成を目的として試験を行っ...
摘要 【目的】サケ・マス類の刺身需要の増加や「ご当地サーモン」ブームを受けて、海面養殖において産地優位性の出せる岩手オリジナルのサクラマス種苗の開発を進める。 【成果】 ・本県産のサクラマス系統につい...
摘要 目的:カドミウム低吸収性の品種・系統と宮城県育成の品種及び育成中の有望系統を交配し,その後代から宮城県に適したカドミウム低吸収性品種を育成する。 成果:生産力検定試験により耐病性や耐冷性,高温...
摘要 目的:多収で低コスト栽培に対応した飼料用イネ(米・WCS)や加工適性に優れる米粉用米を育成する。また、「美山錦」よりも高温耐性が優る酒米品種、及び「でわのもち」よりも倒伏や穂発芽しにくい糯米品...
摘要 目的:早場米としての新潟米需要を拡大するために、高温耐性を備えた極早生良食味品種を開発する。 結果:育成中の極早生11系統、早生15系統を有望~やや有望とし、極早生3系統、早生2系統に新潟番号を付与...
摘要 水稲早生基幹品種である「てんたかく」の登熟能力を高めた新品種「てんたかく81」について、登熟期の高温耐性に関する特性を「てんたかく」と比較し、高品質安定多収のための生育指標を示した。
ピラミディング育種による病害虫複合抵抗性、高温耐性「コシヒカリNIL]の開発
摘要 県の水稲期間品種である「コシヒカリ」は、主要病害である縞葉枯病やいもち病の抵抗性をもたず、また高温障害の影響を受けやすい品種である。そこで、現在開発中の病害虫抵抗性を持たせたコシヒカリNILに、...
摘要 平成22年度の高温被害を受け、県では高温障害対策事業に取り組み、平成27年度には、「彩のかがやき」に「ハナエチゼン」の高温耐性QTLを導入した準同質遺伝子系統(NIL)が作出された。平成28年...
摘要 国立研究開発法人農研機構で育成された新系統について、本県の気象の特性を生かし、自然条件で水稲の高温耐性検定を行い、新品種育成のための資料を提供する。
次世代さぬきうどん用小麦と温暖化対応水稲品種の開発 2温暖化対応型水稲早生品種の育成 2)高温登熟性品種の育成
摘要 目的:さぬきうどん用小麦「さぬきの夢2009」の優れた特徴を維持しつつ、製粉性やグルテンを強化した後継品種を開発する。また、温暖化に対応した高温登熟性に優れる水稲品種を育成する。 成果:登熟期の高...
摘要 目的:ゲノム育種技術を活用し、優良形質に関わる遺伝子を早期に集積することで、気象変動の影響を受けにくく、広い用途に応じた中間母本(実用的には不十分だが有用形質を持つ)を育成する。 成果:平成30年...
摘要 業務用に適した多収かつ高温耐性・病害虫抵抗性を有する品種の選定と後期重点型緩効性肥料や疎植栽培等の低コスト栽培技術を組み合わせた多収技術の確立および実需者との共同による業務用米の適性を評価する。
米粉等加工用・業務用水稲品種の育成及び米の未利用成分利用技術の開発
摘要 米粉パンなどの新規需要用品種の育成に関しては、 a) アミロース含有率が27%程度で製麺適性が高く多収の「中国215号」は、岡山県等で米粉麺用として普及の見通しが立ったため品種登録出願することとした。 ...
水稲収量・品質の変動要因の生理・遺伝学的解明と安定多収素材の開発
摘要 水稲の多収性や高温耐性の機構解明に関しては、 a) 大粒系統が千粒重と総籾数をともに増大させるQTLを第4染色体上に見出すととともに、このQTL領域を持つ「北陸193号」の後代の 中に「北陸193号」よりもシン...