摘要 4年度までに、カンキツかいよう病高度抵抗性であるシキキツにかいよう病菌を接種した際に産生されるmRNAのcDNAライブラリーを作製した結果、数百~千塩基対の長さのクローンが多数得られた。5年度...
カンキツ類における機能性成分の高含有素材の検索、評価(35)
摘要 カンキツ類は多くの高機能成分を含んでおり、なかでも果実に多く存在するテルペノイド類は香料原料や抗菌物質としての利用等が期待されている。そこで、これら成分の時期、種・品種間の動態把握と、アレロパ...
カンキツ類のフラボノイド等の含有量、組成及びその特性評価(157)
摘要 昨年度設定したフラボノイド類の分析法に基づき、田中の分類法による代表的なカンキツ類45種の新葉について分析した。スタンダードとしてフラバノン13種、フラボン10種、フラボノール7種、計30種を...
摘要 口之津支場内のカンキツ樹について、潮風害を受けた後の落葉状況により、その品種間差異を調査した。その結果、非常に落葉し易いものはカラタチ、シトレンジ、ナガキンカン、レモンで、落葉し易いものはスイ...
摘要 酵素解離法による染色体標本作成と蛍光染色による観察を行うための処理条件の最適化を試みた。3品種のカンキツ根端を用いて試験を行なった結果、冷水による前処理は6℃、16時間が最適であった。また酵素...
中晩生カンキツ台木の強弱が樹勢・果実品質に及ぼす影響(205)
摘要 大谷伊予柑について継続調査を行った。平成3年までと同様にシィクワシャー台、ナツミカン台の樹冠容積が大きく、ヒリュウ台は著しく小さかった。糖度はトロイヤーシトレンジ台、キャリゾシトレンジ台等で高...
カンキツベインエネーションウイルス粒子の純化と抗体作製(222)
摘要 カンキツベインエネーションウイルス(CVEV)の簡易迅速検定法として、二本鎖RNAの検出による方法が適用できるかについて検討した。CVEV感染ユズおよびシトロンから常法により二本鎖RNAの抽出...
選抜カンキツトリステザウイルス弱毒株の圃場での有効性に関する要因解析(241)
摘要 CTV弱毒ウイルスを接種して、ほ場に植え付けた17年生の清見の生育状況について調査を行った結果、フリー樹及び弱毒ウイルス(M-8、M-16、M-10)接種樹の幹周、果径、樹勢は強毒ウイルス(S...
ミドリヒメヨコバイの加害時期によるカンキツ果実の被害の発現とその防除(277)
摘要 カンキツ園の優占種Empoasca sp.の幼虫は4月下旬から5月下旬にかけてカラタチの新葉上で発育するが、幼虫の発育にカンキツの品種間差が見られるかどうかを調査し、幼虫の発育と果実への加害や...
摘要 データベースには、対象青果物の品目と調査項目、品種、栽培条件等の収穫前の条件、貯蔵条件等の収穫後の条件と測定項目の日変化を収集した調査結果データテーブルと、各データを原典に戻って検討出来るよう...
カンキツ類における機能性成分の高含有素材の検索、評価(35)
摘要 カンキツ果皮から発せられる香気成分の同定をガスクロマトグラフイーを用い、109品種について行った。その結果、主たる成分は20弱と少なかった。また、これらは品種で特徴ある組成を示し、品種に特異的...
傾斜地農業における複合経営の再編と経営計画の策定-傾斜地農業の営農類型と経営再編-(119)
摘要 ユズ作産地を対象として集落別農業構造と個別経営構造の実態解析により問題点を整理し、産地の再編方策を明らかにするため、高知県北川村におけるユズ作の動向と問題点を整理した。ユズの商品としての出荷は...
柑橘の新トリテルペノイド系成分の構造解明と分離・分析に関する研究
摘要 トリテルペノイド成分の一種類であるリモノイドは,脂溶性であり自然界ではセダン科,カンキツ科のみに存在し,柑橘には37種類が確認されている。近年,この成分に抗ガン作用,解毒作用が認められ,世界的...
摘要 カンキツかいよう病の迅速かつ簡便な検定法を開発するため酵素免疫検定法について検討した。13品種の珠心胚実生を用い、播種から約4か月半後の頂葉から中位葉にかいよう菌を接種した。接種後7日、13日...
中晩生カンキツ台木の強弱が樹勢・果実品質に及ぼす影響(211)
摘要 大谷伊予柑について継続調査を行なった。昨年までと同様にナツミカン台、シイクワシャー台の樹冠容積が大きく、ヒリュウ台は著しく小さかった。収量はNo.576台及びラフレモン台が多く、ヒリュウ台は極...
摘要 トリステザウイルス(CTV)の圃場採取株よりアブラムシ伝染株(ATS)を作出し血清学的性質を調べ、さらに生物学的性質を木本検定により明らかにした。米国農務省での病原性に関する国際比較に日本産株...
カンキツベインエネーションウイルス粒子の純化と抗体作製(225)
摘要 カンキツベインエネーション病には検定植物葉における病徴の強さ、ラフレモンでのコブの形成能などにより複数の系統が存在することが考えられている。ウイルス粒子の純化を行う場合、これら病原性の異なるも...
摘要 カンキツ10品種の根皮からアクリドンを調製し、その種類、含有量の品種間差を調べた。種類が最も多かったのはブンタン近縁のカンキツ類で、10種類が同定された。最も少ないものでは1種類も確認できない...
カンキツ類における機能性成分の高含有素材の検索、評価(33)
摘要 場内にあるカンキツ類19品種の果皮中のテルペノイドを分析し、成分としてリモネンが著しく多いこと、他の微量成分については品種間差異が大きいことを明らかにした。ユズ6系統間の果皮中テルペノイド組成...
傾斜地農業における複合経営の再編と経営計画の策定-傾斜地農業の営農類型と経営再編-(132)
摘要 傾斜地農業の基幹作目であるユズ作の動向を高知県北川村を対象として整理した。■ユズ作の拡大過程:村の農業粗生産額に占める割合でみると、昭和46年3%、51年34%、平成元年45%となる。■産地形成...