摘要 収集保存しているカンキツ類を中心とする常緑果樹遺伝資源の有効利用を図るために、その特性を調査しデータベースを構築する。平成10年度はスイートオレンジ類22品種、ブンタン類7品種、ハッサク及びシ...
摘要 8種類の台木について皮接ぎを行い、皮接ぎ部の肥大率を継続調査した。接ぎ木部が太くなる組み合わせでは差が顕著となった。接ぎ木1年以内の観察では、台木の強勢程度の順位は、ラフレモン、シイクワシャー...
タイ国でのカンキツトリステザウイルス弱毒、強毒系統の探索収集(206)
摘要 海外のカンキツトリステザウイルス(CTV)を収集するため、タイ国の10県下、20カンキツ園のライム64樹から穂木を採取するとともに、タイ農業局保存6株の分譲を受けた。これらの穂木をユズ実生に接...
カンキツの傾斜地に適応した台木利用による高品質果生産技術の開発(67)
摘要 青島温州の台木試験において、春葉中の可溶性糖は栖本やディビス台において低く、ポメロイやUSDAといった強勢台で高かった。でん粉は逆にヒリュウや大葉といった矮性台で高く、USDA、クライダーとい...
摘要 数種のカンキツの果皮中には種子の発芽を阻害する成分の存在が示されていたが、その詳細は不明であった。そこで発芽阻害能が最も高いと思われるユズの果皮を用いてその特性評価を行った。栽培植物の種子発芽...
摘要 保有する遺伝資源及び育成雑種個体群の中から、高糖度、香気、剥皮性、無核性等の果実の高品質化に結びつく優良特性を有する個体を選抜することを目的として、12月上旬~下旬に、熟期が比較的早いと考えら...
タイ国でのカンキツトリステザウイルス弱毒、強毒系統の探索収集
摘要 タイ国の10県下、20カンキツ園のライム64樹から穂木を採取するとともに、タイ国農業局保存の6株の分譲を受けた。これらを持ち帰りユズ実生苗木に接種して活着後、新たにライム穂木を接ぎ木した。ユズ...
摘要 カンキツトリステザウイルス分離株1595A(重複感染株)感染樹からミカンクロアブラムシを用いユズ実生苗へ伝染を試み32本のCTV感染樹を得た。これをRT-PCR-RFLPに供し、21本で単独感...
カンキツの傾斜地に適応した台木利用による高品質果生産技術の開発(51)
摘要 ‘今村温州’の生育はラフレモン台が良くヒリュウ台で劣った。ユズ中間台は温州中間台に比べて生育が優れた。また、キンカン中間台とカラタチ台との差は小さく、ユズ及びシーカーシャー台の生育が劣り着花も少...
摘要 ユズやミカンなどの搾汁粕はその処理が問題となっており、さまざまな有効利用法が検討されている。これまでの研究において、ユズをはじめとする数種のカンキツの果皮中には、種子発芽阻害成分が存在すること...
摘要 カンキツトリステザウイルス(CTV)は、カンキツステムピッティング病の病原であり、スイートオレンジ、ブンタン類、イヨカン、ユズなどの罹病性カンキツの生育、収量を低下させる。CTVには病原性の異...
摘要 6年度は、台木の生育特性、内生植物ホルモン、細根の呼吸活性及び樹形の改造が樹体に及ぼす影響について検討した。台木の種類によって生育が異なり、シィクワシャーが良好で、ユズが不良であった。地上部で...
カンキツベインエネーションウイルス粒子の純化と抗体作製(198)
摘要 カンキツベインエネーションウイルス感染ユズ及びシトロン組織より二本鎖RNAの抽出を常法に従って行い、12%ポリアクリルアミド電気泳動後、銀染色により検出を試みた。その結果、RNAウイルス特有の...
国内各地から収集したカンキツかいよう病細菌の各種品種に対する病原性
摘要 我が国のカンキツかいよう病細菌の中に病原性の分化した菌株が存在するか否かを明らかにするために、17県30地点から収集・分離したカンキツかいよう病細菌124菌株のカンキツ品種に対する病原性を検討...
高品質果連年安定生産のための樹体構造と機能の制御技術の開発(110)
摘要 高糖系で樹勢が強く、隔年結果性の強い青島温州に適合した台木を選定するため、各種カラタチ系統について検討した。その結果、ヒリュウが最もわい性台で品質も比較的優れていること、トロイヤシトレンジでは...
摘要 口之津支場のカンキツ類について、潮風害後の落葉状況の品種間差異を調査した。その結果、ウンシュウミカン、イヨ、シィクワシャーは落葉が少なく、潮風害に対する抵抗性が強いと考えられた。珠心胚実生に塩...
摘要 興津41号~43号及び口之津14号~15号について試験を継続して実施した。口之津14号は着果性と果皮の粗さに問題があるが、大果で食味が良く、地域特産的な用途が考えられることから6年度の農林命名...
摘要 カンキツ類について細胞融合を利用して新育種素材を作出する。これまでに、カンキツ類における細胞融合法を開発し、オレンジとカラタチの体細胞雑種オレタチを始め、ウンシュウミカンとネーブルオレンジの雑...
摘要 カンキツ類では、形質転換法の確立が進み、遺伝子操作による機能性成分などの付与が試みられている。その1つであるリモノイドについて、遺伝子操作による育種素材の作出が期待されている。普通温州などに含...
摘要 5年度は4年度に開発した分析法を用いて、カンキツ数品種の茎のリモノイドの経時的変化を調査した。ほとんど全品種で茎のリモニンは生長に伴ない低下した。品種間差異について検討すると、果汁のリモノイド...