罹病可能性を最小化する人工土壌による種芋生産

No 27031610
問題の発生している地域(関係団体、農協等含む) 全国
提出機関(部局) 農研機構 野菜茶業研究所
テーマ名 罹病可能性を最小化する人工土壌による種芋生産
対応が想定される技術 栽培技術 防除技術
農業・食品産業等の現場における問題点 ジャガイモ、ショウガ、チューリップなどの種芋、球根などの生産は、種芋が罹病することで生産現場での被害が拡大する危険性を最小化するために、罹病履歴のない土地を選び、慎重に実施する必要がある。しかし度重なる土壌消毒を行うことは土壌微生物の多様性を損なうことになり、むしろ外部からの病原菌の侵入の可能性を高めてしまう恐れがある。また、土耕栽培では臭化メチルが全廃されたこともあり、十分な消毒が行き届かない恐れもある。これに対し養液栽培は、病原菌のいない人工培土を使用することで栽培初期の罹病可能性を低めることはできるが、従来の無機養液栽培はやはり微生物相が単純なため、塵埃などの飛び込みによる病原菌の侵入の可能性が排除しきれず、種芋罹病の危険性が常に存在する。
これを解決するには、①病害発生履歴が全くなく、②微生物多様性を確保することで病原菌の飛び込み・定着を防ぐことができる、という、従来の土耕栽培や無機養液栽培では両立が困難な条件を両方満たす栽培技術の提案が必要である。
問題解決へ向け必要な研究開発等 (技術的課題) ①微生物多様性を担保できる人工土壌作出法の開発
従来は不可能だった、もみ殻燻炭やロックウールなどの無生物的培地に土壌機能(有機物を分解し植物に養分を供給することができる微生物作用)を付与することにより、病害発生履歴が一切なく、微生物多様性を担保することのできる人工土壌作出法を開発する。その基盤技術として、水や人工培地を土壌化することができる有機質肥料活用型養液栽培の技術を応用する。すなわち、アンモニア化成、硝酸化成を同時並行的に進める並行複式無機化反応を触媒する微生物群を人工培地に定着させ、人工土壌とする土壌化技術(Soilization)の技術を実用化する。
②人工土壌による種芋生産法の開発
上記技術で開発した人工土壌を用いて、ジャガイモ、ショウガ、チューリップなどの種芋生産を行う。そのための栽培技術を開発する。
分類 研究開発を実施中
プロジェクト研究、農研機構等による対応状況(○は提案した都道府県による取り組み状況) -
カテゴリ 栽培技術 しょうが 人工土壌 チューリップ 土壌消毒 ばれいしょ 病害虫防除 養液栽培

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